小学生の子供たちと一緒におうち英語を始めて丸3年経ちました。
上の子が小3、下の子が年長の時でした。
それまで早期英語教育には関心がなく、
・英語は中学から始めても間に合うから大丈夫
・本気で英語を話したかったら留学すればいいでしょ
・そもそも将来英語を使うかどうかも分からないし
などと考え、全く英語に触れず育ててきました。
でもある時、幼児から英語を習っている子供の友達との会話から「やっぱり英語の勉強をした方がいいかな?」と感じ始めました。
そこからバイリンガル育児やおうち英語をしている方のブログを読み漁り、こんなに話せる子がいるんだ!と衝撃を受け、早期英語教育に対する考えが180°変わることになったのです。
と同時に無知で子供たちに何もしてこなかったことを反省しました。
英語の早期教育は賛否両論ありますが、実際に子供とおうち英語をしてみると、一部の頭の良い子や言葉の遅い子以外は時間を味方につけた方がいいと考えるようになりました。
もっと早くから始めれば自由に英語を話せたかもしれない。
今でもそう感じることは多々ありますが、時間を巻き戻すことはできません。
英語を始めよう!
そう思った時点から子供に合ったやり方で進めていくしかありません。
この記事では、
・小学生からのおうち英語で気を付けたこと
・おうち英語スタートから英検準2級合格するために取り組んで良かったこと
を書いてみようと思います。
小学生からのおうち英語で気を付けたこと
上の子が小3、下の子が年長の時に始めたおうち英語。
始める時にたくさんの教材を比較し、おうち英語をしている方のブログを読みました。
当時は小学生からおうち英語を始めた人のブログは少なくて、あってもお母さんが英語が堪能・留学経験ありとか。
私は大学受験までしか英語は学んでいないし、その上苦手で全く話せない。
それでもなんとかならないかな?と思い、調べる、考える。
で、分かったんですよ。親の英語力はあまり関係ないだろうな・・・と。
あればもちろん良いけれど、今は有料の英語教材・YouTubeなどの無料の音源・サブスクがあるので進められないわけではない。
寧ろ必要なのは、子供の興味関心・レベルに合った学習をすること、目標を立てどう導くか。
そして一番大事なのが、親の忍耐力!
子供が小さければ小さいほど目に見える結果が出にくいものです。
おうち英語をする時は、
・他の子と比較しない
・焦らない。すぐに結果を求めない
・子どもの興味やレベルに合わせたものを選ぶ
・子どもの年齢や能力に合わせてアプローチを変える
・短い時間でもいいから毎日英語に触れる
・細く長く続ける
このようなことに気を付けていました。
【おうち英語】英検準2級までに取り組んだこと
小3から始めたおうち英語、上の子は小6の時に英検準2級に合格しました。
幼児からおうち英語をしている子だと、小学生で英検2級~準1級の子をよく見かけますが、遅めに始めた子供たちにとって英検準2級はとても高い目標でした。
でも実際に合格してみると、やり方を工夫しておうち英語を毎日続ければ、
・小学校中学年スタート~高学年(3~4年間)で英検準2級
・小1スタート~小6(6年間)で英検2級
は実現できるのはないかと思うようになってきました。
もちろん子供の性格・能力によって習得が早い子もいれば、遅い子もいますが、小学生から始めても十分伸びると思うので是非チャレンジしてみて下さい。
では、小学生からおうち英語を始めた子供が英検準2級合格までに取り組んだことを紹介したいと思います。
最初はYouTubeで英語の歌やアニメから
おうち英語を始める時に、「英語って楽しいね」「簡単じゃん」と思ってもらいたかったのと、高い教材を買って失敗したくなったのでYouTubeを見せることにしました。
よく使っていたのが、
・ピンキッツ(PINKFONG)
・Baby Bus
です。これは幼児向けなんですけど、うちは下の子と一緒に始めたので分かりやすいものを見せていました。(当時の上の子も相当幼かったので喜んで見ていました)
YouTubeは英語の歌や動画が充実しているので導入時に重宝しますよ。
なるべく簡単な単語でお子さんが興味を持ちそうな動画を選びましょう。
英語のかけ流しと音読
YouTubeで英語の動画を見始めて1か月ほど経ち、子供も楽しそうにしていたのでメイン教材を導入しました。
選んだのはパルキッズというかけ流しと音読の教材です。
なぜこの教材にしたかというと、
・上の子は当時9歳。臨界期ぎりぎりだけど英語を聞く力は伸ばせるはず。今集中して聞かせた方がいいだろうと思ったから
・おうち英語をしている人のブログを読み、小学生以降は音読を取り入れた方が効果が高いと感じたから(幼児は母国語方式、幼稚園~小学生以降はフォニックス→音読→多読を進める人が多い)
・かけ流しとオンラインレッスンというシンプルな教材で、大変そうだけど親は管理しやすそうだから
という理由からです。
パルキッズは地味で面白味のない教材ですが(すみません)、「英語を楽しもう!」とか「英語を好きになろう!」とかがないのが、逆に続けやすかったような気がします。
家庭学習と同じように毎日取り組むもの。私の個人的な感想ですが、パルキッズは幼児よりも小学生の方が進めやすいと思います。
最初はかけ流しや音読(一緒読み)の効果がイマイチ感じらなかったパルキッズ。
しかし、毎日音読を続けたことで、長文は日本語に訳すことなく英語のまま、返り読みをすることなく理解できるようになりました。
3年英語を続けてきて、一番取り組んで良かったと思っているのが「音読」です。
読む本はパルキッズでなくてもOK。後で出てくる多読用の本を使うのもいいですよ。
毎日続けることをおすすめします!
アルファベット・フォニックス・サイドワード
小学生には音読が大事!といっても、まず単語や読み方が分からなければ続けることができません。
パルキッズスタート→アルファベットの読み書き→フォニックス・サイドワードを覚える
という順番でうちは進めました。
フォニックスはこちらの教材を使いました。
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全部で4冊です。正確には覚えていませんが、上の子は小3の終わりから小4の4月・5月に4冊終わったような気がします。
サイドワードはパルキッズのラピッドワードというものを使いました。
フォニックスを覚えると知らない単語でもなんとなく読むことができるようになります。
幼児だと覚えるのに時間がかかりますが、小2~3年ならサクサク終わります。
オンライン英会話でアウトプットの練習
音読の次に取り組んで良かったなと思っているのが、「オンライン英会話」です。
母は英語が苦手なので、インプットした英語を使う場として、また英検2次試験の対策・ライティングの添削など、おうち英語を進めていくためになくてはならない存在です。
英会話教室に通うよりも低価格でマンツーマンレッスンができます。
子供たちがオンライン英会話を始めたのは、
上の子:小3の2~3月
下の子:年長の2~3月
おうち英語を始めて6~7か月経ったぐらいですね。
利用したのはハッチリンクジュニアという子供専門のオンライン英会話です。
始めた時はまだ早かったかな?と心配していましたが、上の子の場合ぎりぎりでした。
小4から反抗期が始まり、オンライン英会話も「やりたくない!」と反発するようになったのです。ここで始めなかったらたぶんやっていなかったと思います。
小学生でオンライン英会話を始めるのなら、いすに座って先生の指示が聞けるようになった小1から、知らない人と話すのに抵抗を感じ始める前まで(小3~小4まで)にスタートするといいでしょう。
また英語のインプットが足りない状態でスタートすると理解できなくて嫌がる子もいます。
家庭でアルファベットの読み書き、フォニックス、単語のフラッシュカードなどをやってから始めるとスムーズに進むと思います。
スタディサプリで英文法を学ぶ
高学年からは英文法を学ぶとより理解が深まります。
小4の終わりからスタディサプリを使って英文法を勉強し始めました。
①スタディサプリを視聴
②問題集を解く(親子で)
③問題集に載っている英文をノートに書く。母が日本語で文を言い、子供が英文にする。
書けない単語は都度教える。
多読を始める
ある程度文章が読めるようになった小5の終わりから多読を始めることにしました。
音読のみだと読む量が少ないからです。
パルキッズとは別で図書館でORTを借りたり、リトルフォックスを使って黙読していました。寝る前に1~2冊。
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ORTは読み終わりました。
現在はMagic Tree Houseを毎朝音読しています。
kindle+オーディブルでが使いやすいです!
英検
小学生からおうち英語を始めた場合、モチベーションを保つことに苦労することがあると思います。
うちは英検をペースメーカーにすることで、なんとか続けることができました。
やはり資格が取得できると子供のやる気が上がります!
上の子は中1で英検2級に合格しました。
中学生の間に英検準1級に合格することが目標のようです。
今後も細く長くおうち英語を続けたい
小学生から始めたおうち英語。途中で挫折しそうになったこともたくさんありました。
今年から上の子が中学生ということで、「英語やってて良かったなぁ」とおうち英語5年目にしてやっと本人も感じるようになってきました。
振り返ってみると、できるなら3歳から、遅くても小1から始められたらもう少し違った世界が見えたかもしれません。
でも小3スタートでもやり方次第で英語力は付くと思いますし、いつから始めるかではなくどのように続けていくか重要なんだなと分かりました。
今後は文法や受験対策に舵を切っていくことになりますが、オンライン英会話で話すことも続けていきたいと思っています。
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