英語教育

【小学3年生・小学6年生の英語】授業の内容はどう変わった!?公立小学校のリアル

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小学校で英語が教科化されたけれど、どんな授業をしているんだろう?

英語の授業についていくために英会話を習い始める子が増えてきましたが、学校の授業ではどんなことをしているかずっと疑問でした。

子供たちに「今日の英語の授業はどんなことをしたの?」と定期的に聞き、様子が分かってきたのでレポートしたいと思います!

ちなみに小学校の英語は地域によって進め方が違うので、田舎の公立小学校はこんな感じなんだな~程度で読んでいただけるとうれしいです。本格的な学校はたくさんあると思いますが、うちは・・・ということです。



小学3年生の英語の授業

子供たちの学校は1年生から週2回15分程度、英語に触れる時間がありました。この時は英語の歌・あいさつ・ゲーム・映像を見るなど、小1でも楽しくできる内容でした。

そこから2年経ち、下の子は小学3年生。

今年度から外国語活動ということで週に1回、外国人(非ネイティブ)の先生が来て担任の先生と2人で進めています。

教科書はLet’s Try!を使っています。

このLet’s Try、ずっと学校保管だったので何をやっているのか全く知りませんでした。

でも上の子が使い終わり持ち帰ってきたので、やっと中身を見ることができました。

Let’s Try!1

ユニット1は世界のあいさつ。

母
このあいさつはどこの国かな?分かる人!

下の子
下の子
はーい!

 

みたいな授業だったようです。

もちろん挨拶・歌・ゲームなどは先生の真似をして英語で話をしますが、担任の先生もいるので結構日本語を使っているようです。

あと「この単語(文)の意味が分かる人」と日本語で答えさせる場面も多々あるようで、イメージしていた外国語活動と違っていました。

そんな感じなので、

母
小3の英語って難しい?みんな意味分かるのかな?

 

下の子
下の子
簡単だよ!英語を習ってなくてもみんな合わせてやってるよ。

 

と子供は言っています。

ちなみにうちの地域は田舎なので英語を習っている子は少ないです。

小3だとクラスに数人程度。高学年になると増えてきます。

小3の外国語活動は、聞く・話すがメイン。読んだり書いたりすることはほぼないので、英語初心者でも「なんとなくこんな感じかな~」という雰囲気でやっていけそうです。

 

小4ではLet’s Try!2を使います。

Let’s Try!2でも聞く・話すがメインですが、教科書に英単語や文章を書いているところが少しありました。巻末についている単語カードを見ながら、自分の好きな場所やその理由を書いたようです。

 

上の子が小3・小4の時は、英語のテストはありませんでした。下の子もなさそうです。

うちの子たちは毎日家庭で英語に触れているので正確には言えませんが、小3の内容なら特に英会話を習っていなくても問題なさそうです。

小4の最後の方(レッツトライ ユニット9)になると、短い文章

I wash my face.

I brush my teeth.

I put away my futon.

などが出てくるので、読めた方がいいかもしれません。(5年生以降はさらに文章が増えます)

小学5年生の英語の授業

小学5年生の内容はこのようになっています。

小5から少しずつ書く練習も始まりました。アルファベット(大文字・小文字)、自分の名前・友達の名前。He、Sheなど。

学年の終わりには、「Who is your hero?」という質問に対して、自分で短いスピーチを考え発表する授業もありました。(4~5人のグループ内で発表)

小学6年生の英語の授業

母
では次に小6の上の子の様子を見てみましょう!

小学6年生の英語の授業

小学6年生の上の子は、週に1~2回英語の授業があります。

日本人の英語の先生or外国人の先生(非ネイティブ)が担当しています。

小3~小4と違うのは、テストがあることと通知表に成績がつくことですね。(テストは地域によって違うので注意して下さい。)

小5の時もあったようですが、小6ではライティング・リスニングのテストが定期的にあります。

そこまで難しくありませんが、

・音声を聞いてアルファベットに〇をしたり、該当するものを線で結ぶ

・ピクチャーディクショナリーを使って文章を書く

というものです。

英語の宿題や単語の暗記は課せられていないので、授業をしっかり聞いていればできるような内容かな?リスニング力がないとちょっと厳しい場面もあるかもしれません。

 

あと小5の時よりも発表が多くなりました。ユニットごとに自分でセリフを考え、ピクチャーディクショナリーを使って文章(4~6センテンスぐらい)を書き、グループ内で発表をします。

母
みんな文章書けるの?

 

上の子
上の子
例文があるからね。途中までなぞり書きみたいになってて、必要な所をピクチャーディクショナリーを見て書くから、そこまで難しくないよ!

 

確かに教科書を確認するとよくできていて、ピクチャーディクショナリーを見て書けばある程度文章が書けるようになっています。でも何回も書くとか、覚えよう!というのはないので、授業で習っても自分1人では書けないと思います。

 

小学6年生の教科書

小学6年生が使っている教科書はこのようになっています。

世界にはどんな国があるのか、あいさつ・季節・食事・世界遺産などを英語を通じて学びます。

ユニットごとにQRコードがあり家庭でも音声を聞くことができます。授業でも音声や映像をたくさん使っているようです。

教科書は英文もありますが、日本語の説明の方が多いです。

ただ文法的には結構大変でざっと見たらこのぐらいの文章が出てきました。

<be動詞>

I’m from~、 It’s ~

<Be動詞の疑問文>

Are you from~?

<一般動詞>

I like~、I want~、I play~

<一般動詞の疑問文>

Do you know~?

<疑問詞から始まる疑問文>

What 〇〇 do you like?   When is your birthday?

What do you usually do on~?(Where、Who、Why)

<助動詞can>

I can ~

<be動詞の過去形>

It was~

<一般動詞の過去形・疑問文など>

I ate~、I went to~、I enjoyed~

Did you~? What did you eat~?

<不定詞>

I want to join~

<動名詞>

I enjoyed talking with~

 

まだ1学期なので上の方しか出てきていませんが、どうやって授業をしているんでしょう?

母
文法の説明ってあるの?

 

上の子
上の子
canは~できるって意味だよ!って先生が5年の時に教えていたよ。

あとはフレーズごとに、これはこういう意味って言ってる。

 

おー、5年の時には既に出てきていたのか。

母
usuallyがもう出てきているけど、こんなの分からないでしょ

 

上の子
上の子
これも5年生の時にやったよ。先生は80%ぐらいの頻度だって教えていたけど、みんなが理解できているかどうかは分からないよ。

 

上の子
上の子
っていうか、フレーズを覚えているだけだし。雰囲気でやるんだよ。

 

なるほど・・・

この内容をしっかり理解するには遅くとも小5には英語の勉強を始めていないとちょっと厳しいかもしれないなぁ。

中学校の教科書が改訂されて・・・

ちなみに2021年4月から中学校の教科書も改訂されました。

従来より難しくなっていると噂になっていたので、NEW HORIZONを買って見てみました。

 

ユニット0では小学校で習った内容として、上に書いたような英文(小6の内容)が出てきます。

アルファベット、単語・文の書き方がさらっと載っています。

ユニット1

be動詞、be動詞の疑問文、一般動詞、一般動詞の疑問文、can、

ユニット2

This is~.   He is~.   She is~.(否定文、疑問文)

What~? Who~~? How~?

ユニット3

不定詞、How many ~? Where~? When~?

 

読み物としては面白そうだし見やすいと思いますが、ユニットごとにどの文法を習うのか分かりにくい。小学校で出てきた表現は簡単な説明しか載っていません。(教科書の後半で文法事項が出てくる)

そもそも小学校で習ったから分かるよね?という感じなのでしょうか。謎・・・

I want to~の文はたくさん出てくるけど、詳しい文法は中2なのかな?

あと過去形・過去進行形が中1におりてきたりとなかなかハードですね。

教科書だけ見ると文法の説明が少ないので、これは先生が詳しく説明してくれるのだろか?

私たちの時代もそうでしたが、オリジナルプリントを作って丁寧に文法を教えてくれる先生もいれば、教科書通りの先生もいますよね。

教科書に文句言っても仕方がないのですが、公立中学校の英語ってどうなっちゃうんでしょう。

教科書通りの授業なら、体系的に学べる参考書や問題集を使って別で文法を仕上げた方がいいかもしれませんね。

来年上の子が中学生になったらこの辺りも詳しく書きたいと思います。