小学生の学力の差はいつから出てくるのでしょうか?
我が家には小学6年生と3年生の子供がいますが、正直学力の差は幼児期からありました。
上の子は、文字を書くのが苦手、計算ミスや読み間違いが多い、1つのことを理解するにはある程度繰り返しが必要。
これが普通だと思っていましたが、
下の子は、文字は丁寧に書ける、計算ミスは少ない、理解力が高く自分で学習を進められる
など、同じように育てはずなのに(むしろ上の子の方が丁寧に育てた)、小1時点では学力の差はできていました。
上の子の時には気付かなかったけれど、生まれ持ったもので既に差はできているんだなと感じたのです。
しかし、上の子の成績がずっと悪かったかというと実はそんなことはなくて、ある時点から少しずつ良くなってきました。
それが小学3年生だったのです。
小学3年生から学力の差が見え始める
ちなみに、元々地頭が良く精神年齢も高い。さらに幼児期から楽しく勉強を取り入れぶっちぎりで賢い子はいると思います。
そういう子は別ですが、地方の公立小学校で学力の差が見え始めるのは3年生あたりだなと思っています。
何故かというと、小学1~2生は学習の内容が簡単なので差が見えにくいからです。
教えている先生は分かるかもしれませんんが、親や子供自身は気付きにくいですね。
宿題以外に勉強をしていなくても要領の良い子だったらついていけるでしょう。
逆に家でコツコツ勉強をしていても精神年齢が低く、ミスがなくならなくて上手く結果に反映されない子もいます。
でもしっかり勉強しているか、していないかの差は小3あたりで出てきます。
小学3年生では、
・覚える漢字が一気に増える
・理科、社会が始まる
・下校時刻が遅くなる
・プチ反抗期に突入する
・友達関係が複雑になる
・担任の先生によって理解に差ができはじめる
など学習が難しくなると共に生活にも変化が出てきます。
1~2年の間に家庭学習の習慣がついているか、苦手な教科の復習をしているか。
今まで要領の良さだけで乗り越えてきた子がちょっと失速することもあります。
逆に上の子は小3からコツコツ頑張ってきた効果が現れるようになってきました。
小学校の勉強というと、入学したての小1や中学が見えてきた高学年を意識しがちですが、個人的には低学年と高学年をつなぐ、小3~小4をどう過ごすかが大事で分岐点になると思っています。
あやふやな単元がある子は要注意
1~2年生に習った内容があやふやな子は要注意です。
特に国語の漢字、算数の計算(繰り上がりのある足し算・繰り下がりのある引き算、九九)があやしい子は今すぐ丁寧に復習をしましょう。
小3の下の子のクラスでは、1学期に「あまりのある割り算」を習いました。すらすら解ける子もいますが、どうしたらいいのか分からない子もちらほら出てきています。
そういう子にやり方を教えてあげたようですが、そもそも九九を全部覚えていないから解けない。2年生の時の九九テストに合格していない・・・という子もいます。
3年生以降の掛け算の筆算・割り算の筆算は、それまでに習った「繰り上がりのある足し算」「繰り下がりのある引き算」「九九」を全て使って解いていくので、どこかに穴があると躓いてしまいます。
3年生で学力の差が付くのは、1~2年生での積み残しがあるからともいえます。
計算カードは意外と大事です。スラスラできますか?
小学3年生の家庭学習・使用する問題集
上の子の家庭学習を見てきて小3~小4の勉強はとても大事だと思っている管理人。
下の子が小3になったので家庭学習の進め方・使用する問題集を決めました。
我が家は、中学受験の予定はなく地元の公立中学校に進学する予定です。
ただ下の子は習い事(スポーツ)の練習に時間と体力を取られるため、勉強は効率よく隙間時間を使って進めるようにしています。
国語はちょっと苦手、算数はまぁ得意かな?
そんな子なので、苦手な国語はじっくり丁寧に。得意な算数は子供のペースで先に進むようにします。
国語
国語は1番最初に出口汪の日本語論理トレーニングを使います。
上の子もずっとこの問題集を使っていました。
絵が多く、「カズマ」「リサ」「アズキ」が会話をしながら説明してくれるので国語が苦手な下の子も取り組みやすいです。
一気に何ページも進められないので、1回4P自分で解いて母が答え合わせをします。
日本語論理トレーニングと併用するのが語彙力1300です。
下の子はちょっと語彙が少なくて。えっ!これ知らないの?とびっくりすることがよくあるんです。
少しは本を読むようになったんですけど偏りがあるので、語彙力1300を親子で読んで覚えていきます。
本当は普段の会話で習得するのが一番ですが、自由時間が限られているし何か手引きがあった方が取り組みやすいと思い語彙力アップ1300を使っています。でも全然終わりません(汗)
日本語トレーニングが終わったらZ会グレードアップ問題集 小3 読解に入ります。
下の子、読解が苦手なんですよね~。
解けないわけじゃないし、上の子に比べたら間違いは少ないのに、中を見ただけで断固拒否。文字が小さいから読みたくなーいと。
仕方がないのでこれは後半に取り組みます。
もし余裕があったら論理エンジンを。でもそこまではいかないと思います。
算数
算数は上の子の使っていた教科書で少し先取りをしています。
算数上は終わったので下の計算分野をちゃっちゃと進め、夏休みまでに3年の範囲を終わらせたい。
教科書で理解ができたらZ会グレードアップ問題集 計算・図形を解く。
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Z会グレードアップ問題集は力がつくの?子供2人に使ったみた感想と進め方
次にハイレベ100の標準・ハイレベを解きます。
基本最レべは後回しでできる所をどんどん進めていくスタイルです。
ハイレベ100って難しい?小1でこの問題を解くのは大変かも。
計算はくもんの小学ドリルを使っています。
親的には使いやすいけど、下の子はずっと計算が続くので好きじゃないみたいです。
公文をやっている子はこんな量じゃないですよね~。すごいな。
4年生からはハイクラスドリルとハイクラステストを使う予定です。
ハイクラスドリルとハイクラステストの違いは何?難易度・使いやすさを比較しました。
理科・社会
理科と社会は教科書ワークを使って復習しています。あとチャレンジタッチですね。
チャレンジタッチはアニメーションで解説してくれるので理科・社会が分かりやすいです。
読売子供新聞を読み始めました。
英語
英語は「いいな!」と思うものを加えていったら結構多くなってしまいました。
メインはパルキッズです。
・パルキッズジュニアで音読(毎日)
・リトルフォックスで音読(週3~4回)
・チャレンジイングリッシュ
・オンライン英会話(週1)
・中1英語をひとつひとつわかりやすく(文法・ライティングの練習、週2~3回)
音読を強化したいならパルキッズ。
ハッチリンクジュには子供専用のオンライン英会話です
小学3年生の勉強時間・スケジュール
「小3から学力の差が出てくる」や「問題集」などを書きましたが、正直勉強時間を確保できなくて苦労しています。
上の子の時でも感じましたが、自由時間が少ない子は、
・朝学習
・隙間時間
・5~10分ぐらいで終わる軽い勉強をいくつか用意する
・タブレット学習などを利用する
・集中力
など工夫が必要です。
スケジュール
5:30 | 起床→チャレンジタッチ、その日の宿題を少し進める(30分) |
6:00 | 朝食(英語のかけ流し) |
6:20 | 身支度 |
6:45 | パルキッズ ジュニア 音読 (15~20分) |
7:05 | 自由時間 |
7:20 | 登校 |
15:30 | 帰宅→手洗い・片付け・着替えなど |
15:45 | 宿題(20~25分) |
16:10 | 家庭学習(習い事がある日は20分程度、ない日は40分程度) |
16:30 | おやつ・テレビ(習い事がある日) |
17:00 | 習い事(なければオンライン英会話→自由時間) |
19:40 | 帰宅→お風呂 |
20:00 | 夕食 |
20:20 | 学校の準備→学校の話を聞く |
21:00 | 就寝(その前にソファで寝てしまうこともある) |
だいたいこんな感じのスケジュールです。
勉強時間
チャレンジや宿題も混ぜれば、勉強時間は1日90分弱~100分ちょっとですね。
本当はもうちょっとやれたらいいなと思うのですが・・・
これが今の限界ですね。土日に集中して進めるようにしています。
習い事がある日は疲れ切って何もできないんですよね。これ運動系の習い事の宿命かしら?
時間がとられるだけでなく、体力の消耗が半端ないです。
1秒でも早くベッドに入るのが目標ですね。下の子も自分の体調が分かるようになってきたので、本当に疲れている時は「20:30に寝るわ・・・」と言って自分でベッドに入ります。成長したなぁ。
小3・4は勉強法を見直す時期
小学3年生~4年生は低学年と高学年を繋ぐ重要な時期です。
抽象的な概念が理解できるようになり、学習面だけでなく精神的な部分も大きく成長します。
この時期までに家庭学習の習慣をつけること、学習の取りこぼしがないようにしておくことが大事です。
「あれ?テストで100点とれなくなってきたな」「この単元理解が浅いような気がするな?」と感じたら、すぐに手を打ちましょう。
ここで気が付けば挽回は十分できます。高学年まで放置すると取り戻すのが大変になってしまいます。
そして小3あたりから、基本的な問題を解くだけでなく思考力を養う問題を取り入れていきましょう。難しい問題でも自分なりに試行錯誤して解く練習をしていくといいですよ。
また高学年~中1で自学自習ができるようになるため、小3・小4で勉強方法を見直したり、子供自身でできることを増やしたりと工夫することも大事です。
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