小学4年生から勉強が難しくなるって聞くけれど、家庭ではどんな勉強をしたらいいのだろう?
1~2年生の間は学習内容が簡単なので大きな差はでませんが、小3~小4あたりから学習内容が難しくなることで躓く子が出てきます。
精神面も成長し親に反抗的な態度をとったり、お友達との関係が複雑化してくるのが10歳前後。
うちの上の子も小4の時は家庭学習がうまく進まなくて本当に苦労しました。
でも今振り返えると、あの時試行錯誤し勉強の方法を変えたことがターニングポイントとなったのです。
小学4年生の勉強方法
上の子は元々注意力散漫で計算ミスや読み間違いがとても多い子でした。
精神手にも幼く、すぐ楽しいことに気がいってしまう子だったので、小さい頃から勉強は母が管理していました。
家庭学習をコツコツ続けてきたことと、良い先生との出会いがあったことで上の子の成績はだんだん良くなってきました。
しかし、小3あたりから雲行きは怪しくなります。
少しずつ反抗期がやってきて親子で衝突することが多くなってきたのです。
反抗期は精神的に成長している証拠。今まで親の言うことを素直に聞き、新しいことを知るのが楽しかった上の子も、だんだん物事が客観的に見えるようになり、
・どうして勉強するのだろう・・・
・難しい問題を解くのは嫌だ!
・もっと遊びたい
・こんな面倒なことやりたくない
・他の子はこんなにも勉強していない
そんなことを感じるようになってきました。
母である私も子供に怒ってばかりでこんなやり方でいいのだろうか・・・と悩むことが増えてきました。
そこで小学4年生から勉強方法を変え、自学自習へと切り替える準備を始めました。
1. 自学自習へ切り替える準備をする
低学年の間は学習の取りこぼしがないよう、親が丁寧に勉強を見てあげた方が効率がいいでしょう。
でもいつか子供自身で考え勉強を進めなければいけない時がやってきます。
私個人としては、中学以降(中1後半~中2)には完全に親の手を離し、自分で高校受験を突破してほしいと考えていたので、小4から少しずつ自学自習へと切り替えていくといいのではないかと思いました。
といっても、いきなり「一人で勉強して!」となったら子供も混乱します。
なので子供と
・どうして勉強が必要なのか
・自学自習の必要性
・将来つきたい職業
・父と母の経験談
・勉強の進め方
・勉強以外にやりたいことがあるのなら、高校以降はそれを優先してもよい
などを話し、子供の意見や親としての想いを伝えました。
正直、1回言ったぐらいじゃ理解できません(笑)そのあと何度も様々な角度から伝えることになります。
そして小6の段階(現在)で、勉強はできた方がいいだろう。好きじゃないけど今よりも成績が下がるのは嫌だからやろうかな・・・ぐらいにはなりました。
2. 子供と一緒に学習計画を立てる
自学自習を進める時にやらなくてはいけないのが、学習計画を立てることです。
今まで母が「今日は〇〇と〇〇と〇〇をやってね!」と言っていましたが、指示を出されると「こんなにもやりたくない!」と反発されるので、子供と一緒に何曜日に何をやるか決めました。
ここで気をつけたのが、1日単位や1か月単位の学習計画ではなく「曜日ごとに取り組む内容を固定化」したことです。
上の子は面倒臭がり屋でいつもと違うことをやるのが嫌いなのです。
1日単位の計画は子供の能力に合わせて細かく決めることができますが、毎回やることが違うと混乱してしまいます。
逆に1か月単位の計画だと、途中でできなかった時に調整が難しいので曜日ごとに取り組む内容を固定することにしました。
例えば、
月曜:①算数 プリント1枚 ②国語 読解1回分 ③英語・・・
土曜日:①算数 プリント1枚 ②理科 教科書ワーク見開き1P ③社会 教科書ワーク・・・
など。
計画表を見れば何をやるのかすぐに分かるようにしました。
これで母がいちいち指示を出さなくても「いつから勉強するのかな?」
「〇〇時から」
と宣言させるだけになりました。
3.算数と英語はスタディサプリを使って予習型へ
小学4年生の家庭学習で1番取り入れて良かったのがスタディサプリです。
ドラゴン桜2でも出てきたスタサプです!
これ中高生が使うものだと思っている人もいますが、実は小学講座も充実していてかなりお勧め。
上の子は小4から算数と英語をスタディサプリで勉強し始め、予習型に切り替えました。
えっ!小学生が予習型?
と思いますよね。
上の子、他の記事でも書いていますが1つのことが定着するのに結構な量を繰り返す必要があるのです。
小3まで学校の授業を聞き家で復習していましたが、小4以降はそれだとテストまでに完璧にならなくなってテストで間違えることが多くなってしまいました。
上の子のような繰り返しが必要な子は、授業の前に予習しある程度解けるようにした方が自信を持って臨めます。
スタディサプリを使った勉強方法は後述しますが、これを使い始めたことで算数が得意になってきました。
4. 勉強方法はシンプルに
自学自習を進めるポイントの1つは、勉強方法をシンプルにすることです。
母管理から子供へシフトさせるので、面倒だなと思わせないことが大事。
ちょっと手間だけど小4の時は、問題集は全てコピーして国語なら1つのファイルに入れてあげました。
子供は計画表を見てそこから1回分を取り出し解くスタイルです。
(5年以降はノートに書くことにしました)
5. 自力で解ける問題集を用意する
意外と重要なのが、難しすぎる問題は避けること。子供が一人で解けるor考えれば解ける問題を用意することです。
ついつい教育に熱が入って子供に難しい問題を渡してしまいがちですが、自学自習するのならまず自力で解けるレベルからスタートすると子供の負担が減ります。
親も「これ分からない!」といちいち呼ばれないのでとてもいいです。
6. 答え合わせは親子で
自学自習を始めたばかりの子だと、答え合わせを適当にしてしまうことがあります。
上の子も間違っているのに「まる!」
と、よくやっていました。
丸付けは子供にやってもらういますが、最初は横について正しく丸付けできているか。
途中式はおかしくないか。間違えたのに答えを写して理解したふりをしていないか確認していました。
家庭学習で使用した問題集
小学4年生の時に上の子が使った問題集を紹介します。
上の子は中学受験する予定はなかったので、教科書よりもちょっと上のレベル意識して取り組んでいました。
算数はスタサプを使って先取り学習。国語は読解・文法・語彙を満遍なく。
理科・社会は復習メイン。英語は学校は全く関係なく自分のペースで進めることにしています。
国語
<漢字>
小学校低学年まで漢字を書くのも覚えるのも苦手だった上の子。
漢字は親子で少しだけ先取りして何度も繰り返し練習していました。
小4からは自分で勉強してほしいと思い、
①学校で習う
②宿題の書き取りで覚える
③週に1回覚えたか母がチェックする
という勉強方法に変えました。
漢字や英単語は小テストなどで誰かがチェックしないと、時が経つにつれて忘れてしまうので、高学年になっても定期的に親が確認した方がいいです。
<読解>
上の子は論理エンジンが好きなので学年の最初に使っていました。
10回分と問題が少ないですが、読み物としても面白いし解説も丁寧です。
低学年で解いた問題から星新一さんが好きになってよく読んでいましたよ。
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論理エンジンが終わったらZ会グレードアップ 読解を進めました。
選択問題や書き抜き問題は正答率は高いのですが、記述が苦手で・・・
親子で音読して精読の方法や記述はどこを含めなければいけないのかなどを教えていました。
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<文法>
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ドラゴン桜2の国語で出てくる勉強方法はふくしま式と一緒ですね。
同等関係→言いかえる力
対比関係→くらべる力
因果関係→たどる力
上の子もやりました!でも難しくて最後まで辿り着かず、あともうちょっとでしたが、子供がやがったんで寝かせることにしました。
でもこれはやれば力がつくと思うので、小学生の間にもう1度チャレンジしたいなと思っています。
<語彙>
語彙力1300
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算数
小4からスタディサプリを使って算数の先取り学習を始めました。
<ステップ1>スタディサプリで 算数 基礎を1日2~3チャプター見る
スタディサプリの1講義が終わったら確認テストを解く。
<ステップ2>教科書ぴったりトレーニングの練習問題を解く
スタディサプリは問題が少ないので、教科書ぴったりトレーニングで基礎問題を反復します。
<ステップ3>ハイクラスドリルを解く
教科書ぴったりトレーニングが終わったらハイクラスドリルを解きます。
小4のハイクラスドリルは教科書よりも少し難しいぐらいで取り組みやすいです。
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ハイクラスドリルとハイクラステストの比較記事はこちら↓
<ステップ4>ハイクラステストを解く
小4の時はさらにハイクラステストも解いていました。
5年生からは難易度が上がるので別の問題集に変えています。
<ステップ5>教科書ぴったりトレーニングの確認テスト90点以上で次の単元へ
最後は教科書ぴったりトレーニングの確認問題を解いて90点以上だったら次の単元へ進みます。
だいたい満点取るまでやり直していましたが、単位書き忘れとかが多い子だったので90点以上でということにしていました。
理科
理科は学校の授業を聞き、テスト前に教科書ワークを解くようにしていました。
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小4から子供の科学の購読も始めました。
社会
社会も理科同様、テスト前に教科書ワークで復習します。
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学習漫画、子供新聞もよく読んでいました。
子供新聞はお試し読みして選ぼう!読売・朝日・毎日の3社を徹底比較。
英語
<音読>
・パルキッズ
パルキッズって良くないの?小学生で英検準2級は受かるのだろうか・・・
<スピーキング>
・ハッチリンクジュニア
ハッチリンクジュニアを2年続けて英語力はどれだけついた?体験談を紹介します。
<文法>
・スタディサプリ
小4の終わり(英検5級取得後)からスタディサプリを使って中1の英文法を学び始めました。
勉強時間・スケジュール
小学4年生から習い事を整理したので夕方以降に余裕ができました。
平日は朝パルキッズ20分、宿題30分、夕方に家庭学習40分~60分ぐらいの勉強時間でした。
土日は9:00~11:00の間に休憩を入れながら3教科取り組むことが多かったです。
午後から漢字のチェックやパルキッズで30~40分。
休憩が多かったので集中して勉強していたのは2時間程度だったと思います。
小学4年生はターニングポイントだった
現在上の子は中学2年生になりました。
小学生の時は勉強に苦労していましたが、今まで頑張った成果が実を結び中学の定期テストでは塾なしで学年上位をキープできています。
今振り返ると小学4年生はターニングポイントだったと感じています。
あの時、まだ小学生だから大丈夫と何もしなければ現在のようにはなっていなかったでしょう。
小学4年生は、高学年そしてその先の中学生に向かっていく重要な学年です。
苦手な科目があったり、学習習慣がついていない場合は、早急に対処しましょう。
周りの様子を見ていても、ここが軌道修正できるラストチャンスだと思います。
逆に小4~小6でしっかり学習習慣が付いた子は、中学で良い成績が取れるでしょう。
・忙しいから塾には通いたくない
・自分のペースで勉強したい
・参考書ではなく分かりやすい動画で勉強したい
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