中学1年生の子供が英検2級を受検し無事に合格しました。
英検2級のレベルは高校卒業程度。しかし高校入試に加点される県もあることで、年々中学生で2級を取得する子が多くなってきていますね。
英検2級なんて難しくて無理だと思いがちですが、考える力がついてきた中学生なら対策をすれば攻略できるのはないかと思います。
【中学生】英検2級1次試験の結果
中学生1年生の英検(1次試験)の結果はこちらです。
リーディング
リーディングは28/38正解でした。
・大問1:12/20
・大問2:5/6
・大問3:11/12
大問1はずっと苦戦していました。最初は20問中6問しか正解できず、パス単を繰り返してやっと6~7割の正答率になりました。熟語と文法がしっかり覚えられていないので今後の課題です。
大問1が全くあてにならなかったため、長文で確実にとってくるように伝えていました。
長文は後半になってくると集中力が切れてミスをすることが多かったのです。しかし過去問を何回も解いているうちにコツをつかんできたようです。
中学生だと大問1よりも大問2・3の方が点が取りやすいかもしれません。
リスニング
リスニングは27/30正解でした。
調子が良い時は満点とれますが、どうしても後半で集中力が切れてきてしまいますね。20問を超えてくるとポロポロ落としてしまいます。
ライティング
ライティングは13/16正解でした。
実はライティングが勉強した割に取れなかったなと感じています。
内容:4/4
構成:3/4
語彙:3/4
文法:3/4
中学生の英検2級の勉強方法
英検2級を受けるために取り組んだことは、
①単語と熟語の暗記
➁過去問
③ライティング
この3つです。細かくいうともう少しありますが、とにかくこの3つを徹底してやり込めば中学生でも合格は可能だと思います。
3つの中で一番大事なのが単語・熟語です。
母は英語の塾講講師の方や大学受験関係のブログ・YouTubeをよく見ているのですが、みなさん口をそろえて言うのが「英検は単語ゲー」ということ。
実際子供が受けてみても、いかに単語を覚えられるかがカギだと感じています。
でも英検2級の単語を覚えるのって大変です。うちの子もなかなか覚えられなくて苦労したので、どのように覚えたのか書いてみようと思います。
英単語の暗記方法
英単語の暗記に苦労してした上の子。最近やっと覚え方が分かってきたようなので紹介したいと思います。
使用したのは「英検2級でる順パス単」です。
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1. 音声を聞きながら読み上げる
英語の友アプリで音声を聞きながら、パス単の単語を英語→日本語で読み上げる。(1セクションごと)発音の確認。
英単語を見て発音ができるようになるまでやる。
2.アプリでインプット
最初から読み上げて暗記していくのは大変なので、アプリ(4択問題)を使っておおまかに覚えていきます。
英検2級までは英語の友アプリのプレミアム機能を使っていました。
ただこれ月額1,800円ととても高いのですよ。
よく考えたら以前使っていたmikanをプロ(有料:一括払いであれば月600円)にした方が安いなと思い、準1級からこちらを使ってインプットしています。
アプリ使って本当に覚えられるの?と疑問に思う人もいますよね。確かにアプリで全部覚えるのは無理ですが、なんとなく意味が分かるというところまで持っていければその後の暗記が楽になるので結構おすすめです。
アプリは朝晩の2回使っていました。
3.パス単を使って英語→日本語、分からない所はチェックする
アプリである程度暗記できたら、次はパス単を使って英語→日本語にしていきます。(日本語部分は隠して)分からない単語にはチェックを入れ、チェックがなくなるまで繰り返し覚えます。
1セクション(100単語)ごとに覚えていました。
本当は1つのセクションが完璧になったら次に進むように伝えていましたが、この暗記は子供に任せていたので、たぶん7~8割ぐらいの完成度で進んでいたんじゃないかなと思います。
4.単語テスト
2級からは単語テストを行いました。
この単語テスト、どうしてやることになったかというと、高校生のお子さんがいる友達に地元の大手塾(大学受験向け)でも単語テストを実施していることを聞いたからです。
そうか、現役の高校生でも単語テストを利用して確認しているんだ。やっぱり覚えるのは大変なんだ。
と思ったんです。私が高校生の時も学校で英単語の小テストありましたからね~。
自分で単語帳を覚えるだけだと適当になってしまうので、テストという客観的な物で確認する必要があるのだと感じました。
で、母は頑張って全単語のテストを作りました!めちゃくちゃ大変でしたよ。
単語テストは1セクションごとに進めました。
単語テストをやってみて良かったことは、
・親子で険悪な雰囲気にならない(口頭テストの場合、分からない単語がたくさんあると上の子が怒り出す)
・意外と書いた方が覚えられる
・なんだかんだ最後は紙ベースが一番やりやすい
ということでしょうか。
5.それでも覚えられない時にやったこと
読み上げて、自分でチェックして、単語テストして・・・いろいろ覚える努力をしても英単語の暗記って難しいものです。
なかなか覚えられない時はこんなことをしていました。
①例文を音読する、例文を自分の好きな物に変えて覚える
覚えられない単語は例文を音読していました。でもその例文がいまいちピンとこない、記憶に残らないものの時も多いので、友達の名前とか好きなものに置き換えて何度も読むようにしていました。
➁派生語をまとめて覚える
2級以上になると似たような単語がたくさん出てくるので、派生語もまとめて覚えるようにしていました。
③日本語の意味が同じ単語をまとめて覚える
やっかいなのが、日本語の意味がほとんど同じ単語が結構あることです。「あれ?さっきも同じ意味だったけど?何が違うの?」という単語は辞書で調べ、ニュアンスや使い方の違いを確認しました。
似たような意味の言葉はまとめて覚えてしまった方がいいですね。
④とにかく何度も出会って覚える
いろいろ書きましたが、やっぱり単語を暗記するのは大変です。覚えても覚えても忘れてしまいます。
ここは割り切って単語は覚えても忘れるものと認識し、とにかく何度も出会って覚えるしかありません。
過去問対策
過去問はずっと旺文社の物を使っていましたが、今回は赤本にしました。
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なんと9回分も過去問が入っているんですよ。お得ですよね。
たくさん練習したい方におすすめです。上の子は赤本9回+HPから印刷して2回解きました。
2級はボリュームがあるので最初はパートごとにわけていました。
9回分も必要ない人は、旺文社の過去問もいいですよ。準2級まで旺文社のものを使っていました。
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リーディング対策
英検2級のリーディングはボリュームがあるので、最初は大問ごとに解いていました。
大問1は、単語・熟語、文法の空所補充。パス単を繰り返して6~7割の正答率を目指していましたが、正直ここはあてにしていませんでした。
その代わり長文は満点を目指すことに。(結果は18問中16問正解)
長文対策は特にしませんでしたが、毎日洋書の音読をしていたのが良かったですね。
ただ、英検2級の長文は自然科学・環境・歴史など内容が難しくなってくるので、ファンタジー系だけでなく幅広い文章を読む練習をした方がいいでしょう。
リーディングは日々の努力が物を言うと思います。
リスニング対策
リスニングは慣れもあります。最初は正答率が低くても回を重ねるごとに良くなってくることがあるので、最後まで練習した方がいいと思います。
間違えた問題はディクテーションをしていました。
リスニングの過去問(解いた問題)のかけ流しもおすすめです。毎日聞いていると速度に慣れてきます。
上の子の場合、毎日行っている音読・ラジオ英会話などのかけ流し・映画やアニメ(英語音声)の視聴でリスニング力が上がりました。
ライティング対策
ライティングは、
①過去問の模範解答を書き写す
➁ハッチリンクジュニアでライティングの添削を受ける
③過去問を自分で解く
という順番で行いました。夏休みからスタートして2カ月ほど練習したかな。
ただ今回のライティング対策は失敗だったと思うんですよ。
文法ミスは仕方がないけれど、構成・語彙でも1点ずつ減点されているのです。
これはスペルミスをしないように簡単な単語や表現にしてしまったのと、序論と結論の書き方が同じになってしまったのが原因かもしれません。(同じだと構成で満点がもらえないのかもしれません)
赤本でも序論と結論は違う表現で書くようにと記載があります。
ライティングで高得点を取るには2級レベルの語彙・構成にしなければいけないのでしょうね。
あと添削は今回もハッチリンクジュニアを使いました。
こちらの内容は良かったのですが、もう1段階レベルアップするためには日本人の先生に指導をお願いした方がいいのかもしれません。
自分で英文を書いて送り、添削されたものが返ってくるだけだとただの暗記になってしまいます。自分の英作文のどこが不十分なのか理解するには、日本語で具体的に教えてもらう必要があるなと感じました。
英検2級2次試験対策
2次試験は+3で合格しました。
対策は、
①10日でできる!英検2級二次試験・面接完全予想問題
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毎日音読し型を覚え、親子で面接の練習をしました。
➁ハッチリンクジュニアで面接対策
ハッチリンクジュニアでも面接対策しました。今回はハッチオリジナルの問題ではなく、事務局に連絡後、担当の先生に過去問を送り指導してもらいました。
ただ運悪くいつもお願いしている先生の予約が1回しか取れず、諦めて別のオンライン英会話を使いました。
ハッチリンクジュアには英検2級まで対策(1次試験・2次試験・英作文)ができます。
ハッチリンクジュニア公式HP
③ネイティブンキャンプで面接対策(日本人講師)
ハッチで予約が取れなかったので以前から目を付けていたネイティブキャンプに入会し、面接対策をしました。
ネイティブキャンプで2次試験対策をしたい場合、プレミアムプラン(税込み6,480円)の加入が必要になります。また日本人講師の方にお願いしたい場合はコインを購入しなければいけません。
うちはたまたまキャンペーンなどでコインが付与されたので購入は不要でした。
このネイティブキャンプ結構上の子に合っていて、日本語で教えてもらえるので分かりやすく、モチベーションが上がりました。
英検は上の級になればなるほど、実際に英検を取得している日本人の先生に指導してもらう方が効果が高いのではないかと感じています。
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こんなことも注意しました
・音読はゆっくり丁寧に読む。
・No.1はただ抜き出すだけでなく、必要な部分を補って回答する。(such~だったら、そこが指す部分を入れる)
・No.2のイラスト問題は過去形・過去進行形で答える。予想問題や過去問を解いているとある程度パターンが掴める。
・No.3・4は簡単な表現でもいいから2文答える。絶対に無言にならない!
・No.3・4で答えにくい質問の時は、ノートに自分で考えた英文を書き、何度も音読して覚える。
・No.3・4は点が取れるか分からないから、音読、No.1・2は完璧を目指す。
・とにかくニコニコする。大きな声ではっきり答える。
・アティチュードは満点!
まとめ
中学生の英検2級対策を紹介しました。
英検2級の勉強は大変ですが、まず単語を毎日コツコツ覚えることから始めましょう。そして過去問・ライティングを何度も繰り返すことで合格が近づくと思います。