小学生の子供に算数の先取り学習をしてもらいたい。
中学受験をする子のように何学年も先に進んでほしいわけじゃないけれど、遊ぶ時間を充実させながら算数を得意にしてほしい。
中学以降を見越して早めに算数を終わらせ、小学生の間に数学を少し学んでほしい。
と考えている方もいるでしょう。
うちの上の子も小4から算数の先取り学習を始め小6の現在、あともう少しで中1の数学が終わるところまできています。
でもうちの子は算数は得意ではなく、むしろ苦手な方でした。
算数の先取り学習を始めたきっかけ
うちの上の子は、
・公立中学校に進学予定
・算数が得意ではない
・注意力散漫で計算ミスをしやすい
というタイプです。
そもそも何故算数の先取り学習を始めようと思ったかというと、
小4あたりから、学校で授業を聞く→家で復習→カラーテスト という流れで勉強するとテストまでにその単元を完璧に仕上げることができず、満点が取れなくなってきたからです。
また当時のテストが不定期で、単元が終わったらすぐにテストというわけではなく、先生が不在の時にまとめてやる。
学期末に慌てて何枚も、テスト返しも1カ月後・・・とかで、子供が何を理解できていないのか把握できなくなり、復習もしっかりできず次へ進んでいくことが多くなったからです。
このままでは点数が取れなくて算数が嫌いになってしまうかもしれないと思い、
家で先に学ぶ→学校の授業を聞く→テスト前に少し復習→カラーテスト
という流れで進めることにしました。
元々、中学数学で躓かないように小6の3学期ぐらいから数学の予習ができたらいいなと思っていたので、このタイミングで先取り学習を始めたのは良かったです。
算数の先取り学習のメリット・デメリット
算数の先取り学習というと、悪いイメージを持っている方もいると思いますが良い点もたくさんあります。
算数先取りのメリット
・算数の授業で分からないと感じることがない
・授業で発表できる
・友達から「すごいね!」と言われ自信が付く
・テスト前に慌てて勉強する必要がない(見直しぐらいは必要かも)
・テストで満点が取れるようになる
・学校で習っている単元については、親が焦ってやらせる必要がない
・一度自分で学んだことを、授業でもう一度聞くことによって違う解き方ができたり、考えが深まる
・友達に教えることでより定着する
ということが挙げられます。
一番のメリットは、テスト前に勉強する必要がないということですね。学校で学んでいる範囲については口出しをする必要がないので楽です。
算数先取りのデメリット
メリットがあればデメリットもあります。
・先取り学習を進めるには時間がかかる
・子供に合った教材・問題集の選定が難しい
・子ども一人で進めることは難しいので、定期的に親のチェックが必要
・たまに授業でぼーっとしてしまうことがある。しっかり聞けない。
ということが挙げられます。
算数が得意な子は自分でどんどん先に進めていくことができますが、苦手な子は教材の選定・進度に気を付けなければいけません。
あと先取り学習をしていると、やはり授業をしっかり聞いているか心配になってしまいますよね。
うちも最初に「先取り学習をしても授業はしっかり聞くこと。そこで他の解き方やどうしらた効率よく解けるのか考えるんだよ」と伝え、今でも何度も言って聞かせています。
まぁでも現実は、やっぱりぽけーっと外を見てしまったり、空想世界に入り込んで一人ニヤニヤしている時もあるようですが(笑)真面目に聞く努力?はしているようです。
そしてもう1つ重要なことが、授業中に「この問題分かる~!」と聞かれていないのに発言したり、友達に「これ解けないの?」という嫌な態度を取らないように言って聞かせています。
苦手な子でもできる!算数の先取り学習
では算数が苦手な子供がどのように先取り学習をしたのでしょうか?
算数が得意な子は参考書や問題集を自分で解いて進めていくことができますが、苦手な子はなかなか難しい。
そこで取り入れたのがスタディサプリです!
スタディサプリは月額2,178円で小4~高校3年生までの授業が見放題。それも5教科全て。
先取りにも復習にも使えて便利です。
算数が苦手な子は分かりやすい動画でインプットした後、基礎問題を丁寧に解いていくと無理なく先取り学習ができると思います。
スタディサプリを無料体験してみる
スタディサプリの使い方はこちらの記事で説明しています。
1. スタディサプリの授業を見る
スタディサプリの算数は、
- 算数(基礎)入門編
- 算数(基礎)
- 算数(応用)
の3つの講座があります。教科書と同じように基礎から丁寧に学びたいのなら①の算数(基礎)入門がおすすめです。うちの子も視聴していました。(特殊算などの動画を見たいのから③の応用がおすすめ)
進め方は自由ですが、上の子は毎日3~4チャプター視聴していました。
例えば小6の対称な図形だったら、写真のように第1講義~第3講義まであります。
第1講義をタップ→右上のマークを押すと、視聴するチャプター数が分かります。
第1講義は、5~9分程度の動画が4チャプターありますね。
一気に全部見てもいいですし、集中力が持たなければ3チャプターで終わってもいいと思います。うちの子は20~30分で終わるように自分で調節していました。
1講義終わったら確認テストがあるので解きます。
そして1単元(対象の図形であれば第1講義~第3講義)が終わるまでスタディサプリに取り組みます。
2. 教科書ぴったりトレーニングを解く
スタディサプリで1単元を全て視聴できたら、次は教科書ぴったりトレーニングへ。
学んだことが理解できているか教科書レベルの問題集で確認します。
基礎問題はそこまで解かなくてもいいという人は飛ばしてもOK。
3. ハイクラスドリル、ハイクラステスト、標準問題集を解く
教科書ぴったりトレーニングが終わったら発展問題と以下の3つの問題集から2つ選んで解いていました。
2つ選んで解いていた理由は、1つの問題集だと量が足りなかったからです。
上の子は算数が苦手なので標準レベルの問題をたくさん解いた後、発展問題に取り組みたかったんです。
でも1つの問題集だと標準レベルが少ないので上記のように2冊用意していました。その代わり、発展問題(ハイクラスドリルでいえば上級)は2冊全部解くのではなく子供の様子を見て量を絞っていました。
小6のハイクラステストはちょっと難しいので、ハイクラスドリルか標準問題集の方がいいと思います。
4. 教科書ぴったりトレーニングの単元テストで定着を確認する
最後に単元の仕上げとして教科書ぴったりトレーニングの確かめのテストを時間を計って解きます。
基本的な問題ばかりですが、テストとなるとミスをすることもあります。しっかり解けるか親のチェックを入れていました。
1単元ごとに理解度を確認しながら進むと穴を作らず学習できると思います。
1回で満点取って次の単元に進めるといいですね。
小6の夏までに小学校の算数を終わらせる
算数の先取り学習をする場合、小学校の間に数学もできるだけ進めたいと考えている方も多いでしょう。
上の子の場合、小4の夏ごろに先取り学習を始めて小6の4月に終了しました。
算数が苦手なので進度はかなり遅いです。
小4ー夏:スタディサプリで先取り学習スタート
小4ー1月:小4算数 終了→小5算数へ
小5ー8月:小5算数 終了→小6算数へ
小5ー1月:小6算数 終了→スタディサプリの応用(図形など)へ
小6ー5月:中1 数学へ
だいたいこのようなペースで進めていたと思います。(ブログが消えたので詳細が分からず・・・)
実際に先取りしてみて、小6の夏までに算数が終わっていると比較的余裕があるかなと思っています。
要領のいい子であれば数学もあっという間に終わると思います。
でも算数が苦手な子は数学も時間がかかるので、半年~1年前倒しできるとじっくり取り組めます。
算数が苦手な子は時間を味方に付ける
算数が苦手な子が先取り学習する時に注意していたことは以下の2点です。
・基礎を大切にする。理解できるまで丁寧に繰り替えす。
・時間を味方に付ける
先取り学習をしていると、つい前に進むことはばかり優先してしまいますが、しっかり足場を築いてから進まないと結局効率が悪くなってしまいます。
また算数が苦手な子は1つの単元を仕上げるのにとても時間がかかります。
そもそもたくさん問題を解いていくことができない子も多いでしょう。
ついついうちの子は何で・・・と思ってしまいがちですが、そういう時こそ焦らない。
定着が悪い単元があったら先に計算分野を進める、思い切って次の単元に進んでもう一度戻るなど子供の様子を見て進めていきましょう。
意外と2~3カ月経つとすっと理解できることもありますし、他の単元を進めるうちに点が繋がってくることもあります。
算数が苦手な子は時間を味方に付け、コツコツ前に進んでいく。ゆっくりでも確実な力をつけていく。
そんな気持ちで進めていけるといいですね。
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