うちには小学生の子供が2人います。
歳は割と近くて同性なんですけど得意・不得意が違います。
家で子供の勉強を見ていると、この違いに親自身がびっくりすることがあって。
頭では分かっているんですよ。
2人は違う人間なんだからそれぞれをよく見てアプローチを変えなくちゃいけないことは。
でも「えっ、これ知らなかったんだ」と感じることが度々あって、もっと違うやり方をしなければいけなかったんだな・・・と反省しています。
考える力
ある塾を主宰されている方のブログを定期的に読んでいるのですが、「あぁ、これうちにも当てはまるわ」と思うことがよくあります。
(ここからは子供2人を分析するので比較するような表現になってしまいますが、いつもそんな感じではありません。)
上の子はとにかく「考える力」が弱いです。
例えば算数・数学でも単元ごとにしか理解しておらず、AとBって何が違うの?と問われても分からないことが多いです。
学んだばかりの単元であれば問題は解けるけれど、まとめテストのようなものになるととたんにできなくなってしまいます。
今までに学んだことを利用して考えるということも苦手です。
「もう少し丁寧に自分で理解をしたり、分かるようになるまで考えてみたら?」
と言っても、考えることが面倒なのでしょう、突き詰めてやることができません。
ここは本当に苦労しています。
逆に下の子は算数が好きなのか、1つ学んだだけでもそれを使って解ける問題がとても多いです。
分数を知らない時でも、その概念を教えてあげれば分数の足し算、引き算、掛け算は自分で考えて解いていました。さすがに割り算は間違えていましたが。
解き方も自分でしっかり説明できたので、本当に理解できている子は今まで学んだことをつなげて考えることができるんだなと思いました。
ただ「考える力」を身に付けるって難しいです。
そもそも下の子に特別なことをしたわけではないので、どうしたらいいのかよく分かりません。
1つだけ有効だなと思うのは、「自分の言葉で説明する」ということかもしれません。
分かっていなければ自分の言葉で説明できませんし、説明するために何故この答えになるのか考えるからです。
上の子にもそれをやってもらっています。今、考える力を養わないとこの先数学は伸びないでしょう。
感じる力
親から見ると上の子は言語系の方が得意だと思います。
本をたくさん読むからというのもありますが、小さいころから「これって何?」「なんで?なんで?」と様々なことに興味を持っていたからです。
もちろん全く興味のないものもありますが(笑)
元々おしゃべりですし、本やテレビで知ったことをみんなに聞いてほしくてずっと話しているような子です。
感じる力がとても強いので、親が教えていなくても知っていることが多いです。
なので読解問題は割と好きですね。周辺知識は教えなくてもいいことが多いし、分からなくても少し説明すれば想像することができます。
逆に下の子は国語が苦手で。まず自分で読んで理解するのに苦労します。
特に実生活から離れた文章や昔の話になると「何それ?」ということが多く、全く読めていない。
知らないことが多すぎます。
この場面は良いことだと思う?悪いことだと思う?と聞いているのに、「普通」って答えたりするのにもモヤモヤしてしまいます。
もちろん出てきたらその場で教えていますし、画像を見せたり、その場面をやってみせたり工夫しているけれど、なかなか埋まっていく感じがしません。
この原因はたぶん2つあって、「1つは実体験が少ない」「もう1つは感じる力が弱い」からだと思います。
1つ目の実体験は気を付けていたつもりだったけど、下の子ということで親が手を抜いてしまったんだろうなと感じています。
今ならまだ間に合うので、小学生のうちにたくさんのことを経験させてあげたいです。
でも実は実体験も大事だけど重要なのは2つ目の感じる力なのかもしれません。
同じことを体験しても「これって不思議、おもしろい」と感じる子もいれば、「ふーん」で終わる子もいますよね。
正に下の子が後者で、どこかに連れていっても「つまらない」という感じでした・・・
ただこれも子供によって感じられる年齢があるのかもしれません。
下の子だと小さい頃に体験を積むよりも、高学年からの方が様々なことを感じ取ることができるような気がします。
「考える力」と「感じる力」を身に付けるって難しいですね。
机上の勉強だけでなく、もっと生活の中で子供と向き合う時間を増やしていきたいです。