小学生の通信教育はどんなものを選んだらいいのだろう?
お子さんが小学生になると学校の勉強についていけるか心配になってしまいますよね。
・家庭で勉強を見た方がいいと分かっていても、何をどうやって進めればいいのか分からない。
・公文や塾は高くて通うことはできない。
・楽しく家庭学習する方法はないかな?
そんな悩みを解決してくれるのが通信教育です。
うちの子どもも家庭学習の習慣付けとして小学生向けの通信教育に取り組んでいます。
どれが子供に合うのかな?
始める前はこのようなことに悩んだので、小学生向きの通信教育の料金・特徴・メリット・デメリットなどを比較してみました。
これから通信教育を始めようと思っている方は是非読んで下さいね。
小学生向けの通信教育を選ぶポイント
小学生向けの通信教育ってたくさんあってどれを選んだらいいのか悩んでいまいますよね。
我が家は、小学6年生と3年生の子供がそれぞれ通信教育をしています。
今のところ塾や公文などにいく必要もなく、小学校のテストもほぼ満点です。
中学受験はしないのでレベルが高いわけではありませんが、このまま順調に進めば中学以降も塾なしでいけるのではないかなと思っています。
通信教育は良いものですが、選び方・使い方によって効果を感じないこともあるので注意が必要です。
ではどんなことに気をつければいいのでしょうか?
口コミを見て選んだり、子供に合ったものを選びましょうという言葉を信じていませんか?
実は小学生の通信教育を選ぶ時に一番大事なのは、
親が子供の能力や状況を的確に判断することです。
子供に通信教育を選ばせると、見た目の派手さ・楽しさ・ゲームなどに惹かれ、能力に合った学習ができなくなってしまうことがあります。
逆に子供の状況をよく分析せず、親の想いだけで選ぶと難易度の高いものを選んでしまいがちです。
・家庭学習の習慣があるか(小1なら宿題以外に毎日20分以上)
・基本的な読み書き・計算などができるようになっているか
・教科書に沿った内容でスモールステップで進めたいかorハイレベルなものか
・子供にどんな力を付けてほしいと思っているか
・子供の学習に関わることができるか
・中学受験の予定があるか
・料金が妥当か
などを事前に分析し、親が2~3つに絞った上で子供に選ばせてあげるといいでしょう。
小学生の向けの通信教育は大まかに分けると以下のようになります。
小学生向き通信教育の特徴
教科書準拠 | ・進研ゼミ チャレンジ チャレンジタッチ |
タブレット | ・進研ゼミ チャレンジタッチ |
ハイレベル | ・Z会 スタンダート / ハイレベル |
中学受験対応 | ・Z会 中学受験コース |
算数特化 | ・RISU |
動画授業 | ・スタディサプリ(小4~大学受験まで) |
先取りできる | ・RISU |
添削あり!楽しく学ぶなら「進研ゼミ 小学講座」
対象年齢 | 1年生~6年生 |
料金 | 小1:2,980円 小4:4,430円
小2:3,180円 小5:5,320円 小3:3,740円 小6:5,730円 |
科目 | 小1~小2:国・算・英・プログラミング
小3~小6:国・算・理・社・英・プログラミング |
タブレット学習 | あり |
添削 | あり |
難易度 | 普通(教科書準拠) |
付録 | あり |
その他コンテンツ | ・電子図書館まなびライブラリー
・チャレンジイングリッシュ ・漢字まるごとアプリ ・計算まるごとアプリ ・アプリ、アバターなど |
小学生向けの通信教育といえば「進研ゼミ 小学講座」ですね。
子供まわりにもやっている子たくさんいます。
進研ゼミというと、「付録が多いしすぐに飽きるでしょ?」と思う方もいますが、子供心をくすぐる仕掛けが多く、どんぴしゃではまる子がいます。
・添削がある
・子供がやる気になるようなご褒美制度、添削の先生からのアドバイスなどがある
・簡単な問題からスモールステップで進めることができる
・親は必要ないと思う付録でも、子供はとてもワクワクする
・子供の性格に合わせて、紙のチャレンジ・タブレットのチャレンジタッチを選ぶことができる
・電子図書館まなびライブラリーで1,000冊の本が読める
・チャレンジイングリッシュで英語の先取り学習ができる(無料)
・チャレンジタッチは分かりにくい所を映像で見せてくれる
・アプリやコンテンツが充実している
進研ゼミはコンテンツが多いのが魅力ですね。学習内容が似ていても本の読み放題・チャレンジイングリッシュのように無学年式の教材がある会社は他にはありません。
・ボリュームが少ないので1日にたくさん進めると後半でやることがなくなる
・ゲームやアプリが多く、全て使いこなすことができない
・役に立つ付録もあればすぐに飽きてしまうものもある
シンプルなタブレット学習なら「スマイルゼミ」
対象年齢 | 1年生~6年生 |
料金 | 小1:3,278円 小4:4,840円
小2:3,520円 小5:5,720円 小3:4,180円 小6:6,270円 |
科目 | 小1~小2:国・算・英・プログラミング
小3~小6:国・算・理・社・英・プログラミング |
タブレット学習 | あり(専用タブレット代:10,978円) |
添削 | なし |
難易度 | 普通(教科書準拠)~発展クラス(オプション) |
付録 | なし |
その他コンテンツ | ・学力診断テスト
・アプリ、アバターなど |
スマイルゼミも小学生に人気の通信教育です。
進研ゼミに似ているけれど、スマイルゼミはタブレット学習のみで添削も付録もなし。
学習機能はとてもシンプルですね。
・タッチペンの性能が良い、手をついて書ける
・学習機能はシンプルな作りで何をやればいいのか迷わない
・余分な付録がないので管理しやすい
・オプションで発展クラス、英語プレミアムを付けることができる
・アバターやアプリが充実している
・添削がないので子供のモチベーションがあがりにくい
・ご褒美制度がない
・タブレット学習だけなので、合わなかった場合他社に切り替えなければいけない
・進研ゼミより少し高い
添削やご褒美制度はないけれど、逆にシンプルで使いやすいと思います。
低価格な通信教育なら「ポピー」
対象年齢 | 1年生~6年生 |
料金 | 小1:2,500円 小4:3,300円
小2:2,900円 小5:3,800円 小3:3,300円 小6:3,800円 |
科目 | 小1~小2:国・算・英・デジタルコンテンツ
小3~小6:国・算・理・社・英・デジタルコンテンツ |
タブレット学習 | なし |
添削 | なし |
難易度 | 普通(教科書準拠)) |
付録 | なし |
その他コンテンツ | ・デジタルコンテンツ |
教科書準拠で低価格な通信教育ならポピーがおすすめ。
・値段が安い
・学校のテストと似た問題が解ける
・付録がほとんどなくシンプル
・問題数が少ない
・添削がない
・発展的な問題が少ない
ポピーは、付録やおもちゃはいらないけれど紙教材で基礎から取り組みたい人向けです。
進研ゼミみたいに派手ではないけれど、シンプルだからこそ勉強に集中できます。
ハイレベルな勉強がしたいなら「Z会」
対象年齢 | 1年生~6年生 |
料金 | <小学生コース>
小1:3,927円~小6:7,235円 <タブレットコース> 小1:2,992円~小6:6,648円 <中学受験コース> 小3:10,472円~ |
科目 | <小学生コース・紙教材>
小1~小2:国・算・けいけん学習(オプションあり) 小3~小6:国・算・理・社(オプションあり) <小学生タブレットコース> 小1~小2:国・算・みらいたんけん学習 小3~小6:国・算・理・社・英 |
タブレット学習 | あり(専用タブレット、タッチペンが必要) |
添削 | あり |
難易度 | スタンダード or ハイレベル |
付録 | なし |
その他コンテンツ |
|
ハイレベルな問題・発展的な問題を解きたいのなら「Z会」です。
Z会は、
・小学生コース(紙教材)
・小学生タブレットコース
・中学受験コース
と子供に合わせて好きなコースを選ぶことができます。さらに、小学生コースではスタンダートorハイレベルが選べたり、オプションで「みらい思考力ワーク」「プログラミング」などを付けることができます。
小学生コースと中学受験コースは単科受講もできるので、必要な科目だけ選んでもいいですね。
・単科受講ができる(小学生コース、中学受験コース)
・オプションが豊富
・添削がある
・発展問題に取り組める
・中学受験コースがある
・値段が高い
・子供によってはオーバーワークになることもある
値段は高いけれど、思考力を養う問題や自分の言葉で書く問題が多く、小学校からコツコツ取り組んでいると中学以降に大きな力になりそうです。
算数の先取りをしたのなら「RISU」
対象年齢 | 小1~小6 |
料金 | 月あたり基本料2,750円+月ごとの利用料(月平均クリアステージ数に応じて決まる) |
科目 | 算数のみ |
タブレット学習 | あり |
添削 | なし |
難易度 | 基礎~受験基礎 |
付録 | なし |
その他コンテンツ | レッスン動画あり |
算数に特化したタブレット学習の「RISU」。算数のみというのは画期的です。
子供の友達にも公文で算数のみ先取りしている子がいますが、公文は繰り返しが多くお値段も高いので「RISU」を使って進めていくのもいいですね。
無学年式で自分のペースで進めることができ、計算だけでなく応用問題もあるので算数を得意にするのにぴったりです。
・無学年式で子供のペースで進められる
・レッスン動画がある
・計算だけでなく応用問題もある
・算数しか勉強できない
・他の通信教育より高い
・料金体系が分かりにくい
うちも算数の先取りをしていましたが、子供一人で進めるのはとっても大変です。
他の通信だと毎月決まった分しか進められないけれど、RISUは無学年式なので利用料さえ気にならなければどんどん進めていいですね。
RISU 公式HPを見てみる
全科目予習・復習・先取りができる「スタディサプリ」
対象年齢 | 小4~ |
料金 | 全学年:1,815円 |
科目 | 国・算(数)・理・社・英 |
タブレット学習 | 動画授業 |
添削 | なし |
難易度 | 基礎~応用 |
付録 | なし |
その他コンテンツ |
スタディサプリというと中高生向けな感じがしますが、実は小学生(小4)から使うことができます。
それも小4~大学受験まで全動画が見放題なので、先取り・予習・復習なんでも使うことができちゃいます。
・どの通信教育よりも安い!
・先取り、予習、復習など子供に合わせて動画を選ぶことができる
・基礎~応用まで幅広い授業を見ることができる
・塾とは違い送迎がいらない
・やる気さえあればいくらで自分で勉強ができる
・動画授業なので強制力がない
・市販の問題集を併用しなければいけない
・計画を立てる時は親の手助けがいる
・質問ができない(先生や親に聞く)
上の子に合っていたのはスタディサプリで、今は中1数学と英語を進めています。
うちは980円時代に入会したのでかなりお得に使えていますよ。
通信教育選びに迷ったら教科書準拠からスタート
通信教育の選び方や各会社のメリット・デメリットは分かったけれど、いざ自分の子供のもを選ぼうとすると、よく分からなくなってしまいますよね。
そんな人は「教科書準拠の通信教育」+「市販の問題集」がおすすめ。
<教科書準拠の通信教育> ・進研ゼミ・スマイルゼミ・ポピー |
+ |
<市販の問題集> |
まず教科書準拠(進研ゼミ 、スマイルゼミ、ポピー)の通信教育で楽しく学習する習慣をつける。親が進捗を管理しどれだけ理解できているか確認する。足りなければ市販の問題集を足す。
小学校低学年はスモールステップで学習を進めていくといいでしょう。
そして小3~小4になったらギアチェンジ!
Z会などで応用問題を解いたり、RISUやスタディサプリで先取りしたり。
子供のレベルに合わせて教材を変えてもいいでしょう。
もちろん、子供が気に入っていれば続けてもOK。その代わり市販の問題集のレベルを上げましょう。
最初から難しい問題に取り組むよりも、少しずつレベルを上げ自分でやり遂げられような教材を選ぶといいですよ。