もうすぐ夏休み。このぐらいの時期になると個人面談が行われる学校が多いのではないでしょうか?
子供たちの学校でも面談があるので、「悪いことをして先生に怒られたとか、内緒にしていることがあったら今のうちに言いなよ~(笑)」と子供たちに伝えたら、上の子が小さい声で話し始めました。
小4の理科・社会の点数がとんでもないことに・・・
「あのね・・・この前テストがたくさん返ってきたんだけど、見たことない点数のテストが3~4枚もあったの。どうしたらいい?」
と。いつもはちょっと悪い点数をとっても「ミスしただけだもん!」と言い張る上の子が、しおらしく言ってきたので相当ショックだったのかな?と思い、
「そのテストはどこにあるの?間違えたところ一緒に確認しよう!」
と優しく言いました。そうすると、
「テストファイルに入れてある。でもまだ使うから持って帰っちゃだめだって先生が言ってた」
と。返ってきたテストの種類と点数も聞いてみたけど、一気にたくさん返されたから正確に覚えていないようでした。
ただ、理科と社会がすごく悪かったのでそれだけは分かると。
テストの点数が悪かった理由は?
小4からは「自分で学習する」スタイルを身につけてほしいと思い少しずつ親の関与を減らしてきました。
<親が関わっていたこと>
・学習計画を立てる
・週1で行われる漢字テスト
・月1で行われるまとめテスト(国語・算数) 追試あり
・毎日の算数の復習
・英語全般
・カラーテストがある時は、声をかけ何をやるか教える
・算数以外の丸付け(子供がやったら)
書き出すとたくさん関わっているように見えますが、①一度分からなくなると取り戻すのが大変な「算数」、②「英語」の先取り、③「漢字」をメインとしていていました。
あとの理科・社会・国語の読解などは、学習計画には入っているし声掛けもするけれど、実際に進めるかは本人に決めてもらっていたんです。
そうするとですね、①~③で時間がかかると、「もう今日は疲れたからやらない~」とか、「理科は得意だから大丈夫。テストの勉強なんてしなくていい!実力で受ける!」となってしまったのです。
本当はしっかりやらせたかったけれど、「そろそろ母にやらされている勉強じゃいけないな」と思い、ぐっと我慢して何も言いませんでした。
なのでね、本人的にもショックなのでしょう。できると思っていたのにできなくて・・・
理科・社会の授業は体験学習が多い
理科・社会が難しく感じるのは、昔よりも体験学習が多くなってきたからかもしれません。子供に話を聞いていると、「今日は社会で○○に行ってきた」とよく言っています。
もちろん、実際に見て知ることは大切なのでいいのですが、教科書の内容はさらっと終わることもあるよう。
確かに、これでは上の子が授業だけで理解するのは無理だなと感じていまいます。
あと、テストも1つの単元が終わったらやるのではなく、先生が不在の日にまとめてということも多いようで、一日中テストとか・・・(これは子供のクラスだけですが)
このようなペースを子供自身が上手く掴めなかったような気がします。
勉強はやらなければできない・・・ということに気づいたかも?
去年までは、担任の先生の授業が面白くて勉強にも前向きだった上の子。「学校楽しい!授業で新しいことを知るのって楽しい!」といつも言っていました。
その思いはプラスに働いて3年生のテストの点数は安定していましたし、勉強にも意欲的でした。でも、そこで「自分は大丈夫だ」ってちょっと思ってしまったんでしょうね。
4年生からは、少しずつ学習内容が難しくなってきました。
授業を聞いて100%理解しテストで結果が出せる子もいますが、上の子はそうじゃないんですよね。
今までしっかり押さえていたから大丈夫だっただけ。
本人も「実力でやったところが全然できなかった」と言っていたので、勉強はやらなければできないということが少し分かったのかもしれません。
勉強で失敗するのは早い方が良い
今回、子供に理科・社会の勉強を任せて「あぁ、やっぱりまだ親が管理した方がいいのかな~」とちょっと考えてしまいました。
でも、そうすると上の子の場合、いつまで経っても手が離せないと思うんです。あの子の特性を考えると安心して手を離せるのは高校ぐらいでしょう。
そこまで私は手をかけ続けるのか?
いやいや、それは良くないでしょ。と思うのです。
まだ、テストは見ていないので分かりませんし、小学生のうちから点数に拘るつもりはありません。
ただ、上の子自身が今回いろいろ感じたようなので、もう一度どのように勉強するのか相談し、一人でもやっていけるような方法を見つけたいなと思います。
正直、子供に任せるのは心配です。でも勉強で失敗するのは早い方が良いです。小学生の間ならいくらでも立て直せますから。
失敗→反省→勉強方法の見直しを繰り返して、自分なりのスタイルと勉強する意味を見出してほしいなと思っています。