うちの上の子、本が大好きな小学生です。
大人向けの難しい本はまだ読めませんが、朝起きて読む、ご飯を食べ終わったら読む、着替えと歯磨きの時も読んでいて怒られる・・・学校から帰ってきたらすぐに読む、宿題終わったら読む、テレビを見終わったら読む、お風呂上りに読む、寝るギリギリまで読む。
というように、常に本と共に生活しているような子です。
あまりに好きすぎてヤバいなと思ったのが修学旅行から帰ってきた時のことです。
修学旅行には本を持っていけなかったんです。確かに何日も本を読まないなんて今までなかったかもしれません。
いやでも修学旅行で読みたくなるなんてちょっとヤバくないですか!?
みんなといたら普通忘れちゃうでしょ。
というようにちょっと活字中毒気味の上の子。
本をたくさん読むと「すごいね~」「知識が増えていいね」とかよく言われますが、良いことだけではないと思っています。
読書の弊害
本を読むことは良いことです。上の子にとって生活の一部となっていますし、何よりも癒しなんだと感じています。
単に読んで面白いからということもありますが、ストレスを発散する役割を担っていてそれで自分を保っているのでしょう。
だけど、読書の弊害を感じる時もあるんですよね。
本好きなお子さんがいる方は分かると思いますが、一言で表現すると
読むことをやめられない
ということだと思います。
読み始めると時間がきてもやめられない。やるべきことがあるのに後回しにしてしまう。
人の話を聞かない。読みながら移動するなど。
自分の意志でやめることがなかなかできないんですよね。
最初に読書は良いものだと書きましたが、何事もバランスだと思うのです。
ゲームやテレビの見すぎが良くないのと同じで、本だって読みすぎればやるべきことができなくなったり、勉強する時間が減るんですよ。
寧ろ今は、電子機器に制限をかけられるのでよっぽどそっちの方が自制できるでしょう。
読めないことがストレスになる
なぜこのようなことを書こうと思ったかというと、本を読めないことにストレスに感じ始めているような気がしたからです。
先日図書館で新しい本を借りてきて夢中になって読んでいた上の子。
読み始めると時間を忘れてしまうので、勉強の時間がきたら「〇時になったよ」と2~3回声をかけてあげることにしています。(これは子供と話し合い、時間は教えてほしいと上の子がお願いしてきたのでそうしています)
でも、何回教えても動かないことも多々あるんですよね。
いつもはほっとくのですが、たまたまその時「自分で〇時に勉強始めるって言ったんだから、始めた方がいいと思う」と上の子に言ったんですよ。
そうしたらめちゃくちゃイライラ、ドスドス歩いて、2階に上がっていったんです。
こっちは別に怒り口調で言ってないのに、腹立つわ~と思いながら、叱りたいのを我慢しました。(いつもは態度が悪かったら結構な割合で叱ります)
その後、向こうも母をぎゃふんと言わせたかったのか、イライラパワー?でかなり真面目に勉強していました。(やればできるんだ)
上の子は本を読んでいる時に邪魔されるのが嫌いなんです。読みたいのに読めないとイライラするのでしょう。
ゲームやネットフリックスなどは、制限をかけているので時間がくると見れなくなります。
そういう時は全く執着しません。物理的に無理なのですぐに気分を切り替えられます。
でも本のように目の前に自分の欲望を満たすものがあるのに、誰かに制限されたり自分の意志でやめることは嫌なんでしょう。強いストレスを感じているように見えました。
自分で管理するにはどうしたらいいのだろう・・・
今は小学生なので本を読みすぎても、途中で邪魔されてイライラしていても問題ありませんが、中学生になった時がちょっと心配です。
定期テストがありますからね。今と同じようには読めなくなるからストレスが溜まるんじゃないかなと。
本当は自分の意志で読む量をコントロールできるといいのですが、ちょっと難しいと思うんですよ。
なので上の子と話し合って、「新しい本(未読)は週末に読み切れる分だけ図書館で借りてくる」ということにしました。
今まで借りれるだけ(30冊ぐらい)借りていたんですけど、新しい本は続きが気になってやめられないんです。
何度も読み返している本ならまだ大丈夫なので、これからは毎週金曜日に図書館に行き、週末に読み切れる量を(4~5冊)借りることにしました。平日は家にある本を読んでもらいます。
本が好きな子に育ってほしいと思っていたので、たくさん読んでくれることはうれしいことだけど、何事もバランスが大事。
やるべきことはしっかりやって読書を楽しんでほしいと思います。