小学1年生は家庭学習の習慣をつけることが大事だってきくけれど、具体的に何をしたらいいの?
子供が小学生になると勉強についていけるか心配してしまいますよね。
入学前後は公文や学研に入る子、通信教育を始める子が多いので子供にも何かやらせた方がいいのか悩んでしまう人も多いでしょう。
そこで家庭学習を6年続けた我が家が、
・小学1年生の家庭学習でやってよかったこと
・使用した問題集
・小1の勉強時間
を紹介したいと思います。興味のある方が是非読んでくださいね。
小学1年生の家庭学習
子供たちが成長し小6と小3になった現在、小学1年生の時にやって良かったなと感じていることがあります。
1. 毎日学習することを習慣つける
1番やって良かったっことは、毎日学習する習慣をつけたことです。
「毎日学習する」といっても風邪を引いた時とか、お盆・お正月で1~2日やらないことはもちろんありますよ。
ただそれ以外の日は、どれだけ気が載らなくてもプリント1枚とか英語の音読とか簡単なものでいいから毎日やるようにしています。
上の子は勉強が好きじゃないし、低学年の時は問題が解けなくて癇癪を起すことが多々ありましたが、最近ぼそっと言ったんですよ。
とりあえずやらなくちゃいけない勉強終わらせて、好きなアニメみなくっちゃ!って。
習慣とはすごいものですね。イヤイヤでも続けていると「勉強はやるものだ」に変わってきます。
家庭学習の習慣付けは小1が一番重要です。
勉強に対してやる気があり、親の言うことをまだ聞く小1の時に当たり前のこととして刷り込むことが大事です。
年齢が高くなればなるほど、親の言うことは聞かなくなりますよ。本当に。
反抗期に突入する前に習慣付けましょう。
家庭学習を習慣づけるのには通信教育がおすすめ!
【小学生向け通信教育の比較】子供のタイプ・目的別に選びましょう!
2. 計算は速く正確に解く
これも当たり前ですが、計算は速く正確に解けるようにしましょう。
小1の計算なんて簡単だから大丈夫~!
と思いがちですが、意外と桁の多い筆算で間違えるのは、基本的な繰り上がりのたし算・ひき算だったりします。
学年が上がると、1つの問題を解くのに3~4回筆算や計算をするようになりますが、1回だけなら間違えなくてもたくさん計算をするとミスをする。
そんなこともよくあります。
計算はできて当たり前。速く正確に解けるよう、毎日決まった時間に練習しましょう。
【小1】計算カードが上手くできない!遅くて泣いていた子供の攻略法。
100マス計算も取り組んでいたました。
https://kategaku-note.com/100masukeisan/
3. 漢字は書けるかどうか定期的にチェックする
上の子は、小1~小3まで漢字は予習型、小4~復習型。
下の子は、小1~ずっと復習型。学校で習った漢字を宿題の書き取りで覚える。
このように進めてきました。
漢字学習は家庭の方針によってやり方が違うと思います。中学受験をするから先取りする子もいるでしょうし、学校で習ってから家で復習する子もいます。
勉強方法はどちらでもいいですが、定期的に書けるかどうかチェックしましょう。
漢字は普段使わないとどんどん忘れていきます。せっかく覚えても1週間後にはほとんど書けないなんてこともあるので、低学年はよく見てあげた方がいいですよ。
4. 算数の文章問題は図や絵をかく
算数の文章問題は図や絵をかいてから式をたてるようにしました。
小1の算数は簡単なので文章を読んだだけで答えが分かるものが多いです。
しかし学年が上がり問題が難しくなったり、条件がいくもあるような問題は図や絵をかかないと分からなくなってしまいます。
大きくなったら自然にできるでしょ?と思いがちですが、普段練習していない子は抽象的な問題になると手が止まってしまうんですよね。
なので小1から文章で出てくる内容を絵や図で表し式を立てるようにするといいですよ。
最初は上手に書けないので、一緒に問題文を読み上げて、
「アメは何個あるのかな?」
「3個」
「じゃあ、3個かいてみようか」
と順番にやっていきましょう。上手くかけなかったらお母さんがお手本を見せてあげてもいいです。
5. 読書の習慣をつける
子供を本好きに育てたいと思っている方は多いですよね。
本を読む子は賢いか?と聞かれると、その子によりけりだと思いますが、学習への良い効果はあります。
①本を読むことで語彙が増える
②文章を読むスピードが速くなる
③大意を掴むのが上手くなる
本好きだけど勉強はイマイチ・・・という子でも、この3つに当てはまる子は多いはず。
読解問題を解く時は精読できるかがカギとなりますが、そもそも文章に出てくる言葉が分からなければ読み解くことはできませんし、読むスピードが遅いと最後まで辿り着きませんよね。
そういう基本的にな部分は、本が読める子は有利でしょう。
ただ子供2人を育てた結果、私個人の体感としては「小3~小4までに読書週間がつかなければ自発的に本を読む子にはならない」と感じています。
大きくなってから目覚める人や、大人になり勉強のために読む人もいると思いますが、本好きにはならないような気がします。
何故なら小3~小4あたりになると、
①下校時刻が遅くなる
②塾に通い始める子が増えてくる
③ゲーム・YouTubeなどを見る子が増えてくる
④お友達の影響を受けやすくなる
⑤習い事を整理し、本格的にスポーツをなどを始める子が出てくる
と、家でゆっくり読書をする時間がなくなってきます。また友達に影響などで刺激の強いメディアに触れることが多くなると、本を手に取ることはがくんと減ってきてしまいます。
本好きに育てたかったら小3までに手を打った方がいいと思います。
小学生向けの本の読み放題サービスはある?おすすめ3選を徹底比較!
6. 英語学習を1日10分からスタートする
英語学習のスタート時期は、
上の子は小3。
下の子は年長。
上の子が小1の時は英語学習の必要性を感じませんでしたが、5年以上経つと世の中変わります。
小学校での英語教科化、センター試験から共通テストへの変更、中学の学習指導要領の変更などで英語の必要性をビシバシ感じでいます。
上の子に関してはもっと早く始めれば良かったな・・・と思っていますが、バイリンガルを目指すわけではないのなら小学生からでも遅くありません。
小1ならまず国語・算数と同じように毎日10分~15分英語の時間を取る所から始めましょう。
高学年になってから家庭学習に英語を入れるのは大変です。理科・社会などの勉強もあるのに、よく分からない英語を学ぶのは嫌だと感じる子が多くなります。
小1から毎日取り組むものだと習慣づけ、徐々に英語の時間を増やしていきましょう。
【小学3年生・小学6年生の英語】授業の内容はどう変わった!?公立小学校のリアル
7. 机上の勉強以外も大切にする
家庭学習というと「机に向かって問題を解く」というイメージがありますが、小1が集中して勉強できる時間は10~15分ぐらいです。
国語・算数・英語を朝・夕・寝る前に分けたり、休憩を挟みながら勉強するなど工夫をしても、トータル40~50分が限度です。
でも大事なのは机に向かって勉強することだけではありません。
普段生活している中でも学ぶことはたくさんあります。寧ろ実際に自分でやってみたことの方が印象に残ることもあります。
算数なら個包装のおやつを数えてみる。お皿2枚に置いたおやつの数を足してみる、引いてみる。家族で分けたらいくつになるか・・・など。
言葉も普段の会話に気をつけて、季節や行事などを教えたり、子供が興味を持っていることを調べたり。
机上の勉強には限りがあるので普段の生活を大切にするといいですね。
小学3年生の家庭学習。学力の差ができはじめる原因はなんだろう?
使用した問題集
子供たちが小1の時に使用した問題集を紹介します。
上の子
上の子は勉強が得意ではなかったので、まず無料プリント1~2枚からスタートしました。
よく使っていたのが、「ぷりんときっず」と「ちびむすドリル」です。
慣れてきたら、Z会グレードアップ問題集を使っていました。
Z会グレードアップ問題集は力がつくの?子供2人に使ったみた感想と進め方
下の子
下の子は入学前から家庭学習の習慣がついていたので、上記のZ会グレードアップ問題集とハイレベ100を使っていました。
計算は100マス計算。
小学1年生の勉強時間
上の子は夕方宿題→お風呂→夕食→家庭学習30分。平日はだいたいこのぐらいでした。
下の子は、帰宅→宿題→家庭学習30~40分→おやつ→習い事→お風呂→夕食。
朝パルキッズで英語の音読をしていたので、朝10分程度。
宿題なしで40分~50分ぐらいだったと思います。
もちろん疲れてたくさんできない日は、夕方5~10分の日もありました。そこは柔軟に対応するといいですよ。
低学年は丁寧に学習状況を確認する
子供が小6になって改めて感じていることは、低学年(小1~小2)は子供の勉強を丁寧に見てあげると、結局後が楽だなということです。
子供の勉強を見るのって大変ですよね。
やりたくない子をなだめてやるように促すのはとても労力がいります。
でも高学年はもっと大変なんですよ!
褒めておだててなんて通用しないし、ちょっとしたご褒美があっても面倒なことはやりません。
やはり低学年の間に勉強する習慣をつけることが大事なんです。
でもそんなに時間が取れない人もいますよね。私も当時は専業主婦だったのでそれだけ寄り添って勉強できましたが、働いている今同じことをやれって言われてもできません。
そんな時は、手間のかかる問題集の選定・学習計画を立てる・丸付けなどを
・小学生向けの通信教育
・子供に合った塾(公文や学研など)
で補うのも1つの手です。
ただし、これらは万能ではないので子供がどれぐらい理解できているのか、得意・不得意、これからどんな力が必要なのか常に把握しておかなければいけません。
平日は通信教育などを利用して子供に勉強を進めてもらう、夕食時に何を勉強したのか聞いて確認する。週末に他のドリルなので定着を見てみる。
便利な物を有効活用しつつ、親が適切にかかわっていけるといいですね。
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