小学4年生の上の子、現在反抗期の真っただ中です。小3からちょっとしたことでイライラしたり、反抗的な態度を取り始めました。
そして小4で「君、本格的に反抗期に突入しましたね!」と確信に変わりました。
もちろん中学生の反抗期のように一切口をきかないとか自分の部屋に閉じこもって出てこないとかはありません。
小学生の反抗期は、
・自立したい気持ちと甘えたい気持ちのバランスが上手くとれない
・周りの様子が分かるようになり他者との比較で落ち込むことが出てくる
・友人関係が複雑化しストレスが溜まる
・大人や社会の矛盾に気づき不満が溜まる
・勉強にやる気が出ない、何故勉強しなければいけないのか分からない
ということが多いのではないでしょうか。
私も上の子の反抗期の時はどのように対応すればいいのか分からずとても悩みました。
この記事ではそんな我が家の体験談を紹介しています。
小学4年生の反抗期
反抗期といっても子供によって態度は様々です。
あれ?ちょっと口答えが多いな・・・という子もいれば、結構荒れてしまう子もいます。
上の子の反抗期は振り返ればそこまでひどくはありませんでした。でも実際に対応している時は親も悩んでしまうものです。
1. 小3から徐々に反抗期へ
今まで素直に親の言うことをきいていたのに、小3辺りから徐々に態度が悪くなってきました。
特に勉強の場面ですね。解けない問題があったり、自分の嫌いな教科だと「こんなのできない!」「分からない!分からない!」と泣き叫ぶ。
勉強の時間が来ても「もっとテレビが見たい」「本を読んでいたところなのっ!」と。
なかなか言うことを聞かなくて私も怒ってしまったんですよ。
そうすると拗ねて勉強になりません。
自分で勉強時間を決めても時間が守れない→怒られる→泣く→しぶしぶ勉強する→でもダラダラやって注意される→一生懸命やってるもん!と泣く→諦めて勉強をする→問題が解けなくて嫌になる→母が説明するが他事をして聞いていない→怒られる→泣く
と、まぁ負のループです(笑)
今振り返るとこの時期の反抗は可愛いもので、そこまで怒らなくても良かったなと思っています。
2. 小4のクラス替えで反抗期が本格化
上の子の反抗期が本格化したのは小4です。
クラス替えで仲の良い子と一緒になれず、自分の居場所を見つけるのに時間がかかりました。
あと担任の先生の方針に馴染めなかったのもあります。(先生が悪いわけではありませんが、今までと違う方針で戸惑っていました)
そういう外のストレスを家で発散する形で反抗期が本格化していました。
ちょっと注意すると、
だって〇〇なんだもん!
なんで〇〇なの!?
嫌だ!
親に暴言を吐くことはしませんでしたが、泣いて暴れることもよくありましたし、下の子に対する態度がひどくなりました。
3年生までは勉強の時ややりたくないことをする時だけ態度が悪かったのに、4年生ではイライラしている時間がとても長くなっていました。
10歳ぐらいになると、自分を客観視できるようになるとともに周りの様子もよく分かるようになります。
大人の言っていることが矛盾している。前は良かったのに、今はダメなこと。
それに対して納得できる説明がないこと。
なんで!なんで!となっていた時期でした。
3. 女子のグループは揉め事が多くストレスが溜まりやすい
女の子のお母さんなら一度は経験する女子グループの揉め事。うちも度々あります。
女の子は小4あたりで自然にグループが固定化されてきます。
今まで帰り道が同じだから。幼稚園から一緒だったから。という理由で一緒にいた子たちも、次第に自分の趣味や話が合う子のグループに入るようになります。
グループができても揉め事がないわけではなく、ちょっとしたからかい、いじり、仲間外れなどもあり、上手く流すことができなくてグループを抜ける子も出てきます。
上の子は家で愚痴を言えばまた輪の中に戻ることができたので良かったのですが、繊細な子はストレスを溜めてしまうこともあるでしょう。
小学生の人間関係は大人が思っているよりも複雑で、それが原因で家で荒れることもあります。
また友達の影響でゲーム・動画・悪い言葉も仕入れていて、親子でぶつかることが増えてきます。
4. 勉強したくない!が一番困りました・・・
反抗期で一番困ったのは、勉強に対するやる気がでなくなったことですね。
・なぜ勉強しなくちゃいけないの?
・嫌いな教科はやりたくない
・面倒臭い
・友達の中には全然勉強していない子だったいるよ
心の中では悪い点数は取りたくないし、勉強した方がいいことは分かっています。
でもちょっとぐらいやらなくてもいいでしょ。テレビやゲーム、自分の好きなことがしたい。勉強しなくても今困ることはないし。
そんな気持ちの方が上回ってしまうんですよね。
「まだやっていないの!?」「宿題しなさい!」と私が言おうものなら、「今やろうとしてた!」「分かってる」とお互いイライラしてしまうこともよくありました。
小学生の反抗期にどう対応するか?
小学生の反抗期、いつか収まるだろうと分かっていてもイライラしてしまうのです。
我が家の場合以下のように対応しました。
1. とにかく子供の話を聞く
第一前提として「子供の話を聞く」ということはとても大事なことです。
何か様子がおかしいな。イライラしているな。
何か言いたそうにいている時はまず子供の話を聞くようにしていました。
なぜかというと、意外と話を聞いてあげるだけでイライラや不安な気持ちが軽くなることが多く、その後の態度が良くなることがあるからです。
溜め込んで親に当たられるよりも毎日ガス抜きした方がいいと思ったのです。
と言っても、聞くのは大変。
良かれと思って「こうした方がいいよ」とか「それはダメだよ。こうしなさい。」と注意して、余計に悪化させてしまうこともよくありました。
でも自分のことを話してくれるのは小学生の間だけかもしれません。
親に話せばなんでも解決する・・・とまではいかなくても、なんとく安心すると感じてもらえるといいですね。
2. 自分の気持ちを言語化する
「子供の話を聞く」にはもう1つの効果があって、子供が話すことで自分の気持ちを整理し言語化できるようにすることです。
小学生といっても自分が何でイライラしているのか、何が嫌なのか、しっかり認識できてきない子もいます。
それを相手に嫌な思いをさせないよう上手に伝えるのはとても難しいです。
どうしても自分の気持ちが先走って感情的になってしまうものですから。
親に話を聞いてもらいながら、自分自身の感情をコントロールすることを身に着けてほしいと思っていました。
3. 物理的な距離を離す
子供の話を聞いてあげることは大切ですが、子供が反抗期突入したら物理的な距離を少し離すのも1つの手です。
みなさんがお子さんにイライラするどんな時でしょうか?
・洗い物を出さない
・テレビやゲームばかりして宿題をやらない
・勉強が分からないと癇癪を起す、人のせいにする
・片づけをしない
・遅くまで起きている
などなど、ありますよね。
やらないければならないことを後回しにして好きなことばかりやっていると、ついつい「早く○○しなさい!」と言ってしまい、お互いに険悪なムードになってしまうこともあるでしょう。
実はイライラしていまう原因は、子供の様子(悪い態度)が見えるからなんですよね。
うちは勉強する時に態度が悪かったので、
「隣について勉強を見てあげる」→「同じ空間にいるけれど聞かれるまで別のことをしている」→「子供部屋で勉強してもらう」→「宿題・家庭学習も基本一人で進め、丸付けまでする」
と徐々に物理的な距離を離していきました。
ついつい小さい子供のような気がしてあれこれ口を出したくなりますが、高学年からは自分でできることを増やしていくといいでしょう。
心は離さず、近すぎる距離を見直すだけでストレスは少なくなります。
4. 子ども自身が決め、約束を守る
小学校高学年になったら自分の行動は自分で決め、約束を守るようにすることも大切です。
例えば、
・宿題は何時からやるのか
・家庭学習はいつどんなものをやるのか
・ゲームやテレビは1日何分やるのか
・何時に寝るのか
など。もちろん家庭の方針や他の家族との兼ね合いもあるので、子供が勝手に決めてしまうのは困ります。
親の譲れない部分は必ず伝え、それを踏まえて子供が自分でスケジュールを決めるといいでしょう。(決めたら紙に書いて見えるところに貼るといいですよ)
子供だから守れない時もたくさんあると思います。そんな時は一緒にスケジュールを見直したり、何がダメだったのか考える機会にできるといいですね。
ここで大事なのは「自分で決める」という経験を積むことです。
親に言われて嫌々やるのではなく、自分が選択して行動する。
ただうちの子のように精神年齢が幼くて、何をどうすればいいのか分からない子もいます。
家庭学習も自分ではなかなか決められなかったので、「選択肢を3~4つに絞り、どれがいいか子供が選ぶ」ということをしてきました。
そういう経験を積むことで少しずつ自分に合ったやり方が分かるようになると思います。
5. 人に迷惑をかけないことは気にしない
子供が大きくなるにつれて親の対応も少しずつ変えていかなければいけません。
5年生あたりから細かいことを気にするのは辞めました。
人に迷惑をかけることや、どうしても譲れない親の方針以外は気にしないようになりました。
・給食で使う箸やコップを寝る直前まで出さない→夕食の後片付けが終わった後は自分で洗ってもらう
・お風呂に入るのが遅い→好きな時間に1人で入りなさい
・寝る時間が遅い→高学年だからちょっと眠くても大丈夫だろう。眠くなったら寝なさい。
もちろん声掛けはしますよ。「何時から○○するの~?」と自分で時間を決めてもらい、多少遅れても気にしないことにしました。
7. 許せる所と許せない所の線引きははっきりさせる
意外と重要なのが、子供が反抗期でも「許せることと許せないことの線引き」ははっきりさせていました。
親に暴言を吐く(うるさい、うざい、〇ね、〇バア)、叩く蹴る、物に当たったり壊すなどは、小さい頃に厳しくしつけたので反抗期でもしませんでした。
癇癪を起していた時はソファや床で1人泣いて暴れていました。
中学生以降は分かりませんが(うるさいは言われそう)、これをやったら親は本気で怒るということを早いうちに刷り込んでおくと、イライラした時も踏みとどまれるのかもしれません。
と言っても今後子供が許せないことをする可能性はありますよ。
でもその時は叱ればいいと思っています。親が言わなくて誰が言うんだ!そのぐらいの気持ちでいます。
小学生の反抗期はいつ終わる?
小学生の反抗期、うちの場合(上の子)は小4に始まって小5で落ち着いてきました。
もちろん今でも拗らせている所はありますが。
勉強なんてしたくない!というのも、小4~小5がピークで6年生では落ち着いてきました。
何故なら小6になると中学生というものが現実味を帯びてくるようになるからです。
小5までは勉強しておかないと中学で苦労するよ。英語をやっておくと中学で良い点が取れるから頑張ろう!
と伝えても全然ピンとこなかったんですよ。
でも小6になると中学受験をしない子も高校受験に向けて塾に通い始めたり、数学や英語の勉強を始める子が出てくるので、ここで怠けたら取り戻せなくなる・・・と感じるようになってきました。
反抗期がくると勉強のモチベーションが下がってしまいがちですが、それでも勉強は0にしない、一歩でもいいから前に進む。
そんな気持ちで進めていけば、時間とともに反抗期も落ち着いてくるのではないでしょうか。