小2の下の子、1年生から使っていたハイレベ100の算数・国語・読解力がやっと終わりました。
低学年用の問題集ってたくさんありますが、どれが子供に合うのか悩んでしまいますよね。簡単すぎだと早く終わってしまうし、逆に難しすぎると勉強嫌いになってしまうかもしれません。
本屋さんで実物を見ても、実際にやってみると「ちょっと違うな・・・」と思うこと、よくあります。
我が家も問題集を決める時は、何度も現物を見て子供と相談して決めます。
そこで今回は、ハイレベ100(小1の算数・国語・読解力)を使ってみた感想を紹介したいと思います。
ハイレベ100ってどんな問題集
ハイレベ100は幼児教室や小学校低学年の進学塾として有名な「奨学社」から出版されています。
ハイレベ100以外に、幼児用のハイレベ・小1~小3向けの最レべなどもあります。
種類
漢字・国語・読解力・算数の4種類で、小1~小3まで。
価格
1冊 880円(税込み)
ボリュームがあるのに安い!
構成
ハイレベ100は1回100点満点の問題が全部で100回分。
算数は、1単元4ページで「標準レベル2P」「ハイレベ1.5P」「最レべ0.5P」で構成されています。
例えば、小1の算数「3. じゅんばん」は、
標準レベルが見開きであり、
次に、ハイレベルが左のページと右ページの左半分、最高レベルが右半分になります。
5単元ごとにリビューテスト(まとめテスト)があり、復習までしっかりできます。
最後の方に「文章題特訓」や「算術特訓(特殊算)」などがあります。
国語は前半が、ひらがな・カタカナ・漢字・文法など、後半は簡単な読解問題になっています。
算数同様、1単元4ページで「標準レベル2P」「ハイレベ1.5P」「最レべ0.5P」で構成されています。
ひらがな・漢字・文法と読解の両方をバランス良いやりたい人は、「国語」の方がいいですね。
読解力だけは作りが少し違います。
例えば、「1. 生かつ文(1)」では「標準レベル3P」「ハイレベ3P」「最レべ2P(問題文1P、設問1P)」という構成になっています。
難易度
ハイレベ100の標準レベルの問題は、教科書レベルの問題です。
ハイレべになると難しい問題が少し出てきて、最レべは文章を理解するに苦労する問題も出てきます。(特に算数)
比較的最初の方は簡単ですが、後半以降は小1にはちょっと難しいかな~と感じます。(先取り学習をしている子は問題なく解けるかもしれませんが、下の子は結構大変でした)
下の子はZ会グレードアップ問題集も解きましたが、ハイレベ100の方が難しいですね。
ハイレベ(算数と国語)は、最初15回分はカラーですがそのあとは全て2色刷り。
余白も少なく全体的に詰まった印象なので小1の子には難しく感じるかもしれません。
また読解の最高レベルは、丸々1ページ分が問題文(約700文字)、設問も1ページなので読解が苦手な下の子は苦労しました。
ハイレべ100よりも簡単な問題集ならZ会グレードアップ問題集がおすすめ。
小1 国語・読解・算数を使用しました
小2の下の子は家庭学習でハイレベ100を使用していました。
小1 国語・・・年長3月~小1 2月ぐらい
小1 読解力・・・年長3月~小2 5月
小1 算数・・・小1 11月~3月
国語と読解力は終わらせるのに1年もかかってしまいました。途中で別の問題集を挟んだので進みが遅かったです。
小1 算数は小1の11月から始めましたが、12~1月は習い事が忙しくてほとんど進ます、休校中にいっきに仕上げました。
ハイレベ100を選んだ理由
低学年向けの難易度の高い問題集は他にもいくつかあります。下の子にハイレベ100を選んだのは、
・上の子が小3の時に算数のみ使ってどんな問題集か知っていた
・横開き、手を離してもしっかり開き書き込みがしやすい
・コピーが取りやすい
・問題数が多い
・シンプルな紙面で無駄がない
・単元ごとに問題が分かれていて使いやすい
・1単元の中に標準レベル・ハイレベ・最レべと3のレベルの問題に分かれている
・計算問題と文章問題のバランスが良い
・難易度の高い他の問題集(最レべ・トップクラス・スーパーエリートなど)と比べると、やや簡単にみえた。
このような理由からでした。
ハイレベ100の良い点・いまいちな点をまとめました
では、実際にハイレベ100を使ってみて、良かった点といまいちだなと感じた点をまとめたいと思います!
ハイレベ100の良い点
・1冊880円で100回分の問題があってコスパが良い!
・国語は「漢字」「国語」「読解」と種類が多く、必要なものを選ぶことができる。
・単元別でさらに3段階のレベルに分かれているので使いやすい。どのレベルの問題だと解けないのか分かりやすい。
・発展問題に取り組むことによって、問題を解く忍耐力や思考力がついた。
ハイレベ100のいまいちな点
・解説がほぼない(分からない問題は親の説明が必要)
・100回分は量が多く、途中で飽きてしまうことがある。50回分×2冊の方が子供のモチベーションが保てる。
・問題文を難しくしすぎて、たまに「これってどうなのよ」と大人でも疑問に思うものがある。
・「読解」の設問に、「書き抜きなさい」「~が分かる1文のはじめの8文字を書きなさい」「~が分かるいくつかの続いた文のはじめとおわりの4文字を書きなさい」「~が書かれている部分のはじめとおわりの5文字を書きなさい。(、や 。はふくめません)」などややこしい問いがあり、問題によって答え方が違う。どの部分か分かっても正確に回答するのが難しい。
ハイレベ100は小1には難しいけれど、しっかりやれば力がつく
ハイレベ100は先取りをしていない、思考力が付いていない小1の子には難易度高めの問題集だと思います。
下の子も途中で何度もくじけそうになりました。特に「読解」が苦手だったので、苦労しましたね。その次は算数。
ちょっと難しそうだなと思ったら、前から順番にやっていくよりも「標準レベル」「ハイレベ」だけどんどん解いていって、最レベは後回しにしてもいいかもしれません。1周終わるぐらいには、考える力がついてきて最レべでも自力で解ける問題がいくつか出てきました。
読解・・・一緒に音読する、設問をよく読む、分からない言葉は辞書で調べる、重要な部分に線を引く
算数・・・分からない問題は声に出して読む、絵や図に表してみる、図形などで分からない場合は実際に自分で作って(紙で)考える
このようなことを意識して取り組みました。
ハイレベ100はちょっと難しいけれど、しっかり取り組めば力がつく問題集です。小1で頑張ったので、小2のハイレベ(算数)は順調に進んでいます。
気になる方は本屋さんで実際に手に取って内容を確認して下さいね。